北陸新幹線が開業した3月14日、JR金沢駅構内にある金沢百番街（TEL 076-260-3700）の商業施設「Rinto（リント）」がリニューアルオープンした。

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　昨年7月に閉館した商業スペース「ふれあい館」のエリアと鉄道高架下を合わせて一体化し、延べ床面積は従来の2倍となる1万2500平方メートルに拡大。増床部分には25店が入り、全65店となった。メーンターゲットをこれまでより少し上の20代後半から30代の男女に広げ、雑貨、コスメ、メンズアイテム、飲食などを充実させた。

　施設内は「新しいエキマチ、新しいマイニチ」をコンセプトに、大きな街を作るイメージで構成し、フロア中央には、金沢の戸室石、能登の赤松などを配した和風庭園も設けた。

　新規18店のうち13店が国内初または北陸初登場。国内初出店となるのは、欧米のファッションウオッチを中心に提案するアメリカの時計ブランド「WSI（ダブルエスアイ）」。北陸初進出となる人気ブランド「SHIPS」、「FRED PERRY」は、レディスに加えメンズアイテムも扱う。レザーバッグブランド「kissora（キソラ）」、生活雑貨の「中川政七商店」、オーガニックコスメの「Lowsee's（ローシーズ）」、金沢発祥の和コスメブランド「まかないこすめ」も北陸初出店。

　飲食では、JOURNAL STANDARDが提案するパンケーキカフェ「J.S. PANCAKE CAFE」が登場したほか、旧「ふれあい館」にあった立ち食いそば店「加賀白山そば」が移転オープンした。

　発祥の地に初出店した「まかないこすめ」のプロモーション担当の氏家さんは「金沢駅前の鼓門、兼六園の雪づりなどの絵柄が浮かび上がるあぶらとり紙、加賀野菜のパウターを配合したせっけんなど金沢限定商品も取りそろえた。地元の方にも楽しんでいただけるのでは」と話す。「kissora」のPR担当・千葉さんは「金沢の伝統芸能・漆器をイメージして、漆塗りのホックや金箔（きんぱく）の型押しをあしらった限定バッグを用意した。質の高いレザーバッグを石川県の皆さんにもぜひ手に取っていただきたい」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は10時～20時（店舗によって異なる）。