ブックカフェ「enpipo(エンピーポ)」(金沢市石引2)が5月19日、石引商店街にオープンした。
店主の堂前梨果さんは、県内で歯科医院を経営しながら4人の子育てを行う。「やりたいことは全て実現させたい」と、これまでも歯科医院でイベントやフリーマーケットを開催し、「本にまつわる店を開きたい」という思いを今回かなえた。堂前さんは「物件を見て一目で気に入った。何もないスケルトンの状態から内装にもこだわった。近所の方や学生さんも多く、石引は本が生活の一部になっている街」と話す。店舗面積は15坪。
店内に並ぶ約1000冊の古本は全て堂前さんの蔵書。元々読書家だったが、子育てをしながらさらに読書量が増えたという。棚には小説や漫画、エッセー、ファッション、アートに関する書籍のほか、気軽に読める医学書や子育て本などが並ぶ。本は全て販売しており、店内で試読しながらの飲食も可能。
店内では堂前さんがセレクトした雑貨も販売する。歯科医院で使っているオリジナルのお香をはじめ、歯磨き粉や歯ブラシ、実際に使ってみて良いと感じたハンドソープなど、「日常に潤いを与えてくれる、自分へのご褒美やプレゼントに最適な商品」(堂前さん)をそろえる。物販のみの利用も可能。
カフェメニューは、コーヒー(600円)、抹茶ラテ(680円)、ジンジャーエール(300円)などのドリンクに加え、1日10食限定のランチ(1,000円)や、レンコンと牛肉のきんぴら(500円)、和牛すじ煮込み(800円)などの一品料理を用意。土曜の夜は、アルコールメニューと共に、白あえ(450円)、揚げ出し豆腐(500円)、さわらの昆布締め(750円)など、「家庭料理の延長にある、ほっとする味わい」の一品料理を提供する。
堂前さんが目指すのは「緊張しないブックカフェ」。「適度な雑音があり、本が好きな方はもちろん、食事メインの方にもリラックスしてもらえる空間にしたい。ふらっと1人で来てもらえたら」と呼びかける。スタッフの宮本麻央さんは「常連さんも少しずつ増えてきてうれしい。自慢の料理を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は11時~17時(土曜は11時~16時、17時~22時)。日曜・月曜定休。