レストラン「山楽邸」(金沢市尾張町1)が8月8日、近江町市場近くにオープンした。
運営は、国内外でホテル事業を手がけるケン・ホテル&リゾートホールディングス(東京都港区)。金沢市内では、金沢城公園近くの老舗ホテルを取得し、2015(平成27)年にリブランディングした「金沢白鳥路 ホテル山楽」(金沢市丸の内)と、2022年12月開業の「THE HOTEL SANRAKU KANAZAWA」(尾張町1)を展開する。
同社広報担当の長丸知世さんは「金沢白鳥路 ホテル山楽では本格的な和食、THE HOTEL SANRAKU KANAZAWAではビュッフェスタイルでカジュアルに、山楽邸では『旅の目的地となるレストラン』をコンセプトにしたコース料理が楽しめる。両宿泊施設の徒歩圏内に一軒家レストランを設けることで、国内外から訪れる宿泊客の要望に幅広く応えることを目指す」と話す。
敷地面積は約415平方メートル。10席のカウンター席では、美術家の安喜万佐子さんが同店のために制作したアート作品「兼六園四季図」の前で、シェフが料理の仕上げを行う。石川県内の地名を冠した個室は最大8人まで対応可能な2室と、最大4人まで対応可能な4室を設け、全室に金箔(きんぱく)を製造・販売する「箔一」(森戸2)のアートパネルを飾る。
総料理長を務めるのは竹中弘明さん。フランス料理の技法をベースに、加賀野菜や富山湾で水揚げされた魚介類など、北陸の食材を中心とした創作和食を振る舞う。
ランチ・ディナー共にコース(2万5,000円~)のみ提供し、金沢の伝統料理である「治部煮(じぶに)」を能登牛や黒トリュフでアレンジしたメニューや、能登牛を金箔で包んだ「能登牛の金箔ステーキ 蛤(はまぐり)と葱(ねぎ)のソース」など、全8品が並ぶ。ソムリエも常駐する同店では、国内外のワイン150種類をそろえ、ペアリングも提案する。
長丸さんは「宿泊客や観光客だけでなく、加賀料理をフレンチのスタイルで味わうのは地元の人にとっても新しい体験となる。特別な日に、思い出に残る料理を提供したい。開業記念として宿泊とのセットプランやワインを9月30日まで優待価格で用意しているので、気軽に足を運んでもらえれば」と呼びかける。
営業時間は12時~15時(土曜・日曜・祝日のみ)、17時~22時。要予約。