金沢ナイトミュージアム2026のアートプログラム「邂逅(かいこう)−マリンバ×箏(こと)×影絵−」が9月5日、石川県立図書館だんだん広場(金沢市小立野2)で開かれた。
夏から秋にかけて市内の文化施設や寺院、ホテルなどを会場に、音楽や演劇、怪談、マジックなどのプログラムを展開する同イベントは、今年で14回目を迎えた。10月25日までの指定日に金沢市内各所で開かれる。
この日のプログラムでは、マリンバ奏者の神谷紘実さんがバッハの「プレリュード」を、琴奏者の北村雅恋さんが滝廉太郎の「荒城の月変奏曲」を、それぞれ演奏するなど合奏を含む6曲を披露した。影絵作家のkozue.さんは、鳥や花をモチーフにした影絵に布を使った動きのある演出を加え、演奏に花を添えた。約80人が来場し、西洋楽器と和楽器の共演と影絵が織りなすステージを楽しんだ。
「タイトルの『邂逅』には、道を進む中で偶然出会う巡り合いという意味がある。音楽と影絵の掛け合わせを味わってもらえたならうれしい」と神谷さん。自らの楽器を指して北村さんは「隣にマリンバがあるとそれほど大きく見えないが、長さが182センチもある。兼六園の『徽軫(ことじ)灯籠』の名前は、この楽器の弦を支えている琴柱(ことじ)の形に似ていることから付いたとされる」と説明した。
アンコールでは、アンドレ・ギャニオン作曲の「めぐり逢い」を3者のコラボレーションで演奏。神谷さんは「お客さまとの出会いも一期一会。皆さまと巡り合えたことに感謝し、日々を過ごしていきたい」と話し、締めくくった。