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金沢で北陸新幹線歓迎イベント-茶会や伝統芸能のおもてなしに多くの人

鼓門を背にした「加賀鳶」の実演

鼓門を背にした「加賀鳶」の実演

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 北陸新幹線が開業した金沢で3月14日、JR金沢駅を中心に歓迎イベントが行われ、終日祝賀ムードに包まれた。

【パノラマ】 金沢駅での開業イベントの様子

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 同駅兼六園口(東口)もてなしドームの鼓門付近では、新幹線の到着に合わせて、加賀鳶(とび)、加賀獅子(じし)、御陣乗太鼓、山代大田楽など伝統芸能のステージ、夕方から加賀豊年太鼓、サックスカルテットによるコンサートが開催され、市民や観光客らが勇壮な演舞や美しい音色を楽しんだ。加賀鳶の実演を見た市内の夫婦は「出初式や百万石まつりで何度も目にしているが、鼓門を背にした今回は特にすばらしかった」と感激していた。

 地下イベント広場では、先着2000人に茶と和菓子を振る舞う「おもてなし大茶会」を開いた。朝早くから行列ができ、干菓子を提供するフリー茶席は2時間ほどで予定数に達し終了したという。茶会に参加した男性は「お茶も和菓子もおいしく、加賀百万石の文化に触れられてよかった。今日の盛り上がりを見て、自分も新幹線グランクラスに乗ってみたいと思った」と笑顔で話した。

 金沢港口(西口)付近には、県オリジナル品種のフリージア「エアリーフローラ」をあしらった記念撮影コーナーが設けられ、長い列ができた。新幹線で東京に向かう娘を見送りに来た母親は2人並んで記念撮影し、「東京、長野に家族がいるので、近くなってうれしい」と話した。

 金沢駅前、武蔵、香林坊・片町の3商店街では連携してイベントを企画。駅前地区ではオープンカフェやストリートライブ、武蔵地区ではカニ鍋の振る舞いや特別メニューの販売、フードアーティスト・諏訪綾子さんによる食パフォーマンス「ゲリラレストラン」、香林坊・片町地区では開業を祝う鏡開きなどを行った。

 15日もさまざまなイベントが行われ、夜には、兼六園と金沢城公園の特別ライトアップ、市内の博物館・美術館など12施設を夜間無料開放する「ナイトミュージアム」なども予定されている。

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