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金沢駅の「加賀白山そば」、60年の歴史にいったん幕-来春には営業再開

金沢駅での営業をいったん終了する「加賀白山そば」外観

金沢駅での営業をいったん終了する「加賀白山そば」外観

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 金沢駅「ふれあい館」待合室横にある立ち食いそば店「加賀白山そば」(金沢市木ノ新保町)が7月31日、閉店した。来春には新店舗での再開を予定する。

「加賀白山そば」の様子

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 油谷(金沢市増泉5)が経営する同店。1954(昭和29)年の開業以来、全盛期には金沢駅のホームや待合室に計5店舗を展開。駅構内に商業施設が増えたことから、5年前にホームにあった店舗を閉店。現在は金沢駅待合室横の店舗と小松駅構内の店舗を営業していた。

 休業は8月からの「ふれあい館」の改装工事に伴うもの。長年にわたり地元の通勤客を中心に親しまれた味が金沢駅からいったん姿を消す。最終日となった31日は朝から常連客や観光客など多くの客が訪れ、閉店を惜しみながらそばやうどんを味わっていた。

 同社の油谷肇社長は「お客さまの7割以上が常連の方。プレハブでも営業を継続したいという思いがあったが残念。不便をかけて申し訳ない」と話す。

 小松駅構内にある店は引き続き営業する。今後は地元プロ野球チーム「石川ミリオンスターズ」の試合に月1~2回出店するなど、県内のイベントへの出店を予定する。

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