旅館「百楽荘 離れ 金沢ひがし茶屋」(金沢市東山1)が7月15日、金沢の観光地・ひがし茶屋街のメインストリートにオープンした。
「百楽荘 離れ 金沢ひがし茶屋」と併設する和カフェ「つる嘉」
運営は石川県内で旅館や料亭を展開するプリスリゾート(湯涌荒屋町)。同ブランドの旅館としては、「能登九十九湾 百楽荘」(能登町)、「金澤湯涌温泉 百楽荘」(湯涌荒屋町)に続き、3館目となる。
築約80年の元旅館をリノベーションし、延べ床面積は1階と2階合わせて約100坪。4室の客室全てに、ひのき風呂とスチームサウナを設ける。総支配人の熊谷穂乃美さんは「着物の帯を使ったベッドスローや金澤町家に使われる弁柄(べんがら)塗りをイメージした壁など、内装に金沢の文化を取り入れた。窓から中庭やひがし茶屋街のメインストリートが見える部屋もあり、コンパクトながら過ごしやすい町家ステイを意識している」と話す。宿泊料金(1人)は1万1,000円から、朝食付きは1万4,000円から。
1階には、一般客も利用可能な和カフェ「つる嘉(か)」を併設。店内には、カウンター席4席、テーブル席30席を設けた。九谷焼作家の中村卓夫さんが同店の雰囲気に合わせて制作したオブジェも展示する。
メニューは同社運営の料亭「つる幸 知新庵」(高岡町)がプロデュースし、朝食として石川県産米と生きアワビを炊き上げた「アワビ粥(がゆ)」(1,980円~)、ランチとして能登大納言小豆を使った酢飯に旬の魚やローストビーフをのせたちらしずし(2,970円~)を提供。甘味として、イチゴや抹茶を使った「和パフェ」(1,980円~)や期間限定のかき氷(2,420円~)も用意する。加賀野菜を使った「加賀蓮根くず餅」(1,320円)やノンアルコールドリンク「加賀野菜のモクテル」(990円)も。
熊谷さんは「カフェ出店は初めての挑戦だが、料亭の趣を取り入れ、本物の金沢の味を楽しめる店づくりを目指した。料亭と同じ素材を使っており、丁寧に仕上げている。旅館やカフェを通じて、伝統や歴史のある金沢の魅力を届けたい」と意気込む。
カフェの営業時間は8時~17時。