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山中塗伝統工芸士が描いた「蒔絵ショコラ」発売-買い物客らうっとり

山中塗の蒔絵師がハマチドリと梅の花を描いた「ボンボン・ショコラ・オ・山中塗り」

山中塗の蒔絵師がハマチドリと梅の花を描いた「ボンボン・ショコラ・オ・山中塗り」

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 山中塗の蒔絵(まきえ)師が一粒ずつ手作業で絵をつけたバレンタインデー向けチョコレート「ボンボン・ショコラ・オ・山中塗り」が1月29日、金沢の百貨店「めいてつ・エムザ」(金沢市武蔵町)などで発売された。1箱(4粒入り)8,000円で、見た目も価格も小さな漆芸品を思わせる風格があり、来店客らの注目を集めている。

めいてつ・エムザの特設会場

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 洋菓子店「サロン・ド・テ西洋菓子倶楽部 髙乃倉」(加賀市)が、ショコラティエと伝統工芸士という職人同士のコラボレーションにより他にはないものを作ろうと企画した。

 絵を描くのは加賀市在住の蒔絵師、谷口博山さん。オレンジや黄色、ピンクなどに着色したチョコレートを使い、直径約3センチの真っ赤なドーム型ボンボンには山中塗の伝統的な絵柄であるハマチドリを、キューブ型の表面には紅白の梅の花を、それぞれあしらった。

 多いもので5~6色を使い、一粒を仕上げるのに10分以上かかるという。

 味は、珠洲市の揚げ浜塩田の塩を使った「塩キャラメル」と、丸八製茶場(加賀市)の商品を使った「献上加賀棒茶」の2種類。

 100箱限定。山中町の同店、金沢の「香林坊大和」(2月6日~)、ホームページ(同1日~)などでも販売する。

 同店の覧塔高弘製造部長は「どうしても特別なものを欲しいという方のニーズに応えられるのではないか。石川県にはこんなすごいチョコレートがあるのだと、地元の方が胸を張って渡してもらえたらうれしい」と反響に期待を込めた。

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