金沢21世紀美術館（金沢市広坂1）で現在、「しかけ絵本の世界展2013」が開催されており、来場者が国内外の作家が手掛けた約600点の作品に見て触れて楽しんでいる。

会場いっぱいの仕掛け絵本

　書店「うつのみや」（広坂1）と実行委員会が主催する。実際にページをめくって音を鳴らしたり、つまみを引いたりして遊ぶことができるのが同展の特徴。

　会場には、サンタ・クロースが乗るソリを絵本の上に走らせることができる「プルバックでゴー！　クリスマスイブのサンタさん」や、人形付きの舞台絵本「トイ・ストーリー　むげんのかなたへ!」、頭蓋骨や心臓の模型が飛び出すポップアップ人体図鑑「ALIVE」など、読者の想像力を膨らませる仕掛けが施された絵本がズラリと並ぶ。子どもたちはもちろん、大人も目を輝かせて見入っている。

　金沢美術工芸大学出身のデザイナー、田中亜季さんの作品「tale.trip.ｔａｌｅ.～子供が入れる仕掛け絵本」のミニチュアや、石川県立工業高校デザイン科卒業生、金沢辰巳丘高校図書委員らの作品も展示している。

　開催時間は10時～18時（14日は20時まで）。入場料は、一般＝700円、中学生以下無料。12月15日まで。