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紙素材で独自の世界観を表現する若手作家、金沢のギャラリーで個展

「石田大喜 個展」の会場風景

「石田大喜 個展」の会場風景

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 ギャラリー「金沢アートグミ」(金沢市青草町、TEL 076-225-7780)で現在、彫刻家・石田大喜さんの個展が開催されている。

 金沢美術工芸大学で彫刻を専攻していた石田さんは卒業後、地元の愛知県知多市で創作活動を続けている。3次元で立体的に表現することができる彫刻に魅力を感じ、制作活動を続けてきた石田さん。同展では「紙」という素材を用いて「闘争」をテーマに独自の世界観を表現した作品を展示する。

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 軽い・安い・持ち運べる・構築や解体が容易などの理由から、あえて「紙」という脆弱(ぜいじゃく)な素材を使った石田さんの作品は、趣味を追求したかのような偏執的なこだわりと客観的な批評眼が同時に含まれる独自の世界観を持つ。

 「闘争」をテーマとする同展の展示空間には、架空の国で猫型戦艦と猫型空母部隊が対峙(たいじ)する世界を創り上げた。架空の「闘争」にまつわる装備や武器のほか、権力構造や個人のドラマを問いかけるように展示する。

 対比的な表現も特徴的だ。頑強な兵器をあえて「紙」素材で表現するほか、対峙する兵器は「白」対「黒」、その兵器の形も「ピラミッド型(旧)」対「フラット(新)」など、石田さんが社会の中で感じるさまざまな思いが込められている。

 同ギャラリーの小森みゆきさんは「石田さんが創り出す独自の世界観を楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。

 開場時間は10 時~18時。水曜定休。12月23日まで。

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