パソコン周辺機器卸売業「フェイス」（白山市）が9月5日～7日、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開かれる国際見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2012」に欧州の名車をかたどったコンピューターマウスを出展する。　

多種多様な車型マウス

　このマウスはドイツ・シュツットガルト市のパソコン周辺機器メーカー「クリックカープロダクト」が企画。ドイツのダイムラーやBMW、フォルクスワーゲン、イタリアのフィアット、イギリスのアストン・マーティンなど有名自動車メーカーの許可を受けて、各社の人気の車種を再現したという。

　同社の女性スタッフが偶然、ドイツの空港内の売店でこのマウスを目にしたことから、「クリックカープロダクト」に商談を持ち掛け日本総代理店となった。欧州の名車をかたどったマウスを海外から輸入し、東京の書店や玩具店、百貨店などに卸している。「デスクのインテリアとして、車ファンや夫・恋人へのプレゼントを選ぶ女性たちの注目を集め」（同社）、昨年11月の発売開始からこれまでに約1万個を売り上げた。

　サイズは車種によって異なるが、長さ15センチ、高さ6センチ程度。ボンネットがボタンになっており、ここを押すことでクリックやコンテキストメニューの表示ができる。ヘッドライトとリアライトを点灯することも可能。

　これまでに27種類が発売されており、中には「メルセデス300SL」「レンジローバー・イヴォーク」を模したタイプも。

　梁井克社長は「たくさんの型とパーツを使っているので、一般的なミニカーに比べて精巧で、ユーザーが満足してくれる造りになっている。今後、もっと車種を増やしてもらえるようメーカーに提案していく」と話す。

　希望小売価格は、無線タイプ＝6,279円、有線タイプ＝5,229円。同じく、車型のUSBメモリも用意する。