まち歩きイベント「きずく×きづく 金沢建築館←→鈴木大拙館 2026」が9月26日と27日、金沢市内で行われた。
まち歩きイベント「きずく×きづく 金沢建築館←→鈴木大拙館 2026」
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館(金沢市寺町5)と、谷口吉生が設計した鈴木大拙館(本多町3)が「金沢の旧(ふる)き歴史に気付くこと、そして将来の文化を築くこと」をテーマに企画したイベントで、今年で7回目。各館の展示を見た後に、周辺の町に点在する建物や旧跡などを巡り歩く。
26日の鈴木大拙館から始まり犀川東岸を巡るルートは「前三三(ぜんさんさん)編」、27日は金沢建築館から始まり犀川西岸を巡る「後三三(ごさんさん)編」と、禅語にちなんで命名した。
26日は14人が参加。鈴木大拙館の学芸員が館内の案内や展示物の解説を行い、大拙と親交のあった哲学者・西田幾多郎や民藝(みんげい)運動主宰・柳宗悦との交流エピソードや、谷口吉生と親交のあったイサム・ノグチの彫刻作品などを紹介した。近隣の住宅地では、大拙の生誕地や、大拙と同期の国文学者・藤岡作太郎の生誕地のモニュメントなどを巡った。
金沢建築館の学芸員は、現在同館で開催している企画展「デザイン・サーヴェイ60年−集落を見つめた建築家たち」に取り上げられている1965(昭和40)年の町並み調査対象地域となった慶覚寺(幸町)周辺で解説したほか、建築家・ヴォーリスが設計した幼稚園や谷口吉郎が設計した室生犀星文学碑(中川除町)などを紹介した。
まち歩きの途中で休憩した小林屋茶舗(幸町)では、煎茶と棒茶の体験会が行われた。
参加した市内在住の女性は「金沢は歩かないと分からない。今回もいろいろ発見があった」と話す。