一棟貸し宿泊施設「町家レジデンスイン金沢 蔵波(くらは)」が7月26日、金沢市堀川町にオープンした。
エイジェーインターブリッジ(東京都中央区)が運営する一棟貸しブランド「町家レジデンスイン」は、京都、金沢、高山で約140棟の町家を改修した宿泊事業を展開し、金沢では23棟目となる。
立地は浅野川に近く、金沢駅から徒歩約9分の住宅地。築125年で、すげがさや古着などを扱う商家だったという建物は黒瓦ぶきの2階建てで、約192平方メートルある。1日1組限定で、最大13人の宿泊が可能。宿泊料金は1泊7万円から。
商家で使われてきた蔵をベッドルームとして活用するのが特徴で、同社としても初めての取り組みとなった。蔵は天井がなく、屋根裏の木組み構造を直接仰ぎ見ることができる。他にベッドルームは2室あり、2つある和室にも布団を敷くことができる。
床暖房を備えたフローリングのリビング・ダイニングルームには大きなテーブルがあり、その上は梁(はり)を残して天井を抜き、2階につながる吹き抜け空間とした。キッチンがあるほか、冷蔵庫や洗濯機を置く。室内各所に置かれた木製たんすは、商家で使われていたものを再生したという。坪庭が見える浴室にはヒノキの浴槽があり、建物横には駐車スペースを用意する。
同社広報担当者は「13人まで宿泊できる町家は、当社が金沢で運営する施設の中では最大。3世帯での利用もあった。キッチンなどの設備も充実しているので、近江町市場で買った食材を調理することもできる。長期滞在にも活用してほしい」と話す。