金沢21世紀美術館（金沢市広坂1、TEL 076-220-2811）で10月5日～9日、作曲家でパフォーマーとしても活動する足立智美さんの音楽ワークショップが開かれる。

足立智美　ジョン・ケージ《ユーロペラ》のためのワークショップ&パフォーマンス

　まん延防止等重点措置の解除が決まり、10月1日、2カ月ぶりに全館オープンとなる同館。感染対策を徹底しながら、ワークショップも予定通り行うことになった。

　金沢出身でドイツ・ベルリン在住の足立さんは、声やコンピューター、自作楽器を使ったソロ演奏を世界各国で行い、幅広い領域で活動する音楽パフォーマー。今回のワークショップでは、作曲家ジョン・ケージが最晩年に作ったオペラ「ユーロペラ」を題材に、参加者が即興演奏や声や身振りを使ったパフォーマンスに挑戦する。

　「誰もが参加でき、何でも起こり得るような音楽作品を、参加者と一緒に考えながら作っていく」と足立さん。自分の表現活動を広げたい人や、新しい音楽やパフォーマンスをやってみたい人に参加してもらいたいという。

　開催時間は11時～16時。対象は、持ち運びのできる楽器や音が出るものを持参することが可能な中学生以上。ウェブサイトからの申し込みが必要で、定員は各日10人。最終日の参加者は10日14時から、プロの音楽家と共にミニ公演を行う。公演の入場料は500円で、ユーチューブで無料ライブ配信する。