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金沢市立病院のホールが古九谷の「光の回廊」に 金沢美大の学生が制作

装飾された金沢市立病院待合ホールのガラス窓

装飾された金沢市立病院待合ホールのガラス窓

 金沢市立病院(金沢市平和町3)が9月2日、1階待合ホールでステンドグラス風に装飾したガラス窓を期間限定で公開した。

装飾された金沢市立病院待合ホールのガラス窓

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 装飾は、中庭に面した高さ約3.5メートル、幅約10メートルのガラス窓に、カラーセロハンを貼り付けて制作した。装飾をデザイン・施工したのは金沢美術工芸大学(小立野2)。両者で進めている、医療分野におけるアートの可能性について探究する「ホスピタリティ・アートプロジェクト」の一環で、同院からの委託研究を受託する形で実施し、今回で16回目となる。

 今年のテーマは「古九谷からの伝言」で、江戸時代の色絵磁器である古九谷からイメージした図柄を採用した。鳥や花などの伝統的モチーフや、五彩と呼ばれる緑や紫、紺などの色を現代的にアレンジしている。公開前日には来院者や病院スタッフなどが参加して、セロハンを切り抜いてモチーフを作成するワークショップも行われた。

 同大学では学科や学年を横断するプロジェクトとしてメンバーを募集し、主に活動するのは毎年15人前後だという。テーマや図案の開発をチームで行い、最終的な図案はコンペ形式で決定する。プロジェクトを監修する美術学科油絵専攻の三浦賢治教授は「同じ金沢市立の公共機関同士ということもあり、プロジェクトはスムーズに進めることができている。学生も先輩が後輩に教えるなど、ノウハウの蓄積と伝承が自然とできている。快晴の日の14時前後が床に映り込んできれいに見えるので、病院に来たら見てほしい」と話す。

 病院事業管理者の高田重男さん(「高」ははしごだか)は「病院は機能的なだけではなく、地域住民の安らぎの空間であるべき。このプロジェクトは未来の病院のあり方を示している」と話す。

 展示は今月17日14時まで。