全国賃貸リノベーションブランド「Renotta(リノッタ)」を展開する、株式会社クラスコデザインスタジオ(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:小村典弘)は、壁で部屋を細かく仕切るのではなく、小さな居場所「ヌック」によって一つの空間に複数の機能を生み出す新デザイン「NOOK LIFE 01(ヌックライフ01)」を発表しました。

リノッタ新デザイン「NOOK LIFE 01」
今回のリノベーションでは、床の高さ、天井高、色、素材、照明を切り替えることで、壁を設けずに緩やかな境界をデザインしました。勉強や仕事に集中する。趣味に没頭する。本を読む。家族やパートナーの気配を感じながら、何もせずゆっくり過ごす。独立した部屋を増やすのではなく、日常のさまざまな場面に応える「居場所」を増やす。それが、NOOK LIFEの中心となる考え方です。
さらに、小上がりとなったヌックの床下を収納として活用。上部には過ごす場所、下部には片付ける場所をつくり、限られた面積を立体的に使える空間としました。
石川県金沢市の実証物件では、施工前33,000円だった家賃を60,000円へ引き上げ、月額27,000円、約81.8%の家賃アップを実現。完成後15日で入居申し込みが入りました。Renottaは今後も、物件の間取りや想定する入居者の暮らし方に合わせながら、仕事、学習、趣味、休息、収納など、複数の居場所と機能を持つ「NOOK LIFE」の部屋を継続してつくっていきます。
仕事、オンライン学習、動画視聴、ゲーム、読書、推し活、トレーニングなど、住まいの中で行われる活動は多様になっています。家族やパートナーと一緒に暮らしていても、同じ時間に同じことをしているとは限りません。一人は仕事をする。一人は動画を見る。一人は本を読む。同じ空間でお互いの気配を感じながら、それぞれが自分の時間を過ごす暮らしが広がっています。国土交通省の令和7年度「テレワーク人口実態調査」では、これまでにテレワークを経験した雇用型就業者の割合は全国で25.2%、直近1年間に実際にテレワークを行った人の割合は16.8%となりました。
また、スマートフォンをはじめとした個人用デバイスなどの普及により、余暇の過ごし方も個人化しています。こうした変化の中で住まいに求められているのは、単に広いリビングや多くの個室ではありません。家族とつながる場所、自分の作業に集中する場所、好きなことに没頭する場所、気持ちを休める場所。それぞれを限られた面積の中にどうつくるかが、これからの住まいの課題になっています。
RoomClip住文化研究所の調査によると、RoomClip内におけるヌック関連の投稿水準は、2019年と比較して23.36倍、検索水準は22.6倍に増加しています。同研究所は、ヌックへの関心が高まった背景として、家の中で過ごす時間、家の中で行うこと、同じ時間に家で過ごす人の数が増えたことを挙げています。その結果、「家族と過ごす時間と、一人で過ごす時間を両立できる空間が欲しい」というニーズが顕在化しました。
また、「RoomClip住文化研究所トレンドレポート2025-2026」では、3畳程度の私室やリビング内の小さなコーナーなど、個人の時間、活動、好みを起点に住まいを再構成する動きが紹介されています。
ヌックが注目されているのは、単に見た目がおしゃれだからではありません。壁やドアで完全に閉じなくても、自分の居場所を持てる。独立した一部屋をつくるほどの面積がなくても、仕事、学習、趣味、休息などの機能を加えられる。そして、暮らしの変化に合わせて使い方を変えられる。「つながっていたい。でも、一人の時間も欲しい」ヌックは、相反するように見える二つの気持ちを両立できる空間として、今の暮らしに求められています。
NOOK LIFE 01で居室の一角に設けたのは、約2~3畳の小上がり空間です。天井をあえて低くし、温かみのある木目と深いグレーの壁、柔らかな照明を組み合わせることで、洞窟や小さな隠れ家のような、包まれる感覚をつくりました。完全な個室ではありません。LDKとつながりながらも、小上がりに腰を下ろすと、そこだけ時間の流れが少し変わる。家族やパートナーの気配を感じながら、自分の作業に集中する。好きなことに没頭する。何もせず、ゆっくり過ごす。NOOK LIFE 01は、限られた住まいの中に、その時々の自分に合った過ごし方を選べる場所をつくります。

天井高をあえて下げ、おこもり感が味わえる空間をデザイン
本デザインの核となるのが、居室奥に設けたヌックです。床を一段高くし、天井を低くすることで、壁やドアを設けなくても「ここからは違う場所」と感じられる境界をつくりました。LDKからヌックへ一歩上がり、腰を下ろす。そのわずかな身体の動きが、過ごす人の気持ちを自然に切り替えます。朝は、窓から入る光の中でコーヒーを置き、カウンターにパソコンを開く。家族が身支度をする気配を感じながら、仕事や勉強に集中できます。
夜はパソコンを閉じ、照明を少し落として本を読む。クッションにもたれ、音楽や動画を楽しむ。休日には窓の外を眺めながら、何もしない時間を過ごす。壁で完全に閉じないため、周囲から孤立することはありません。それでもヌックに入ると、自分の時間へ気持ちを切り替えられます。

ヌックから覗く、没入感を高める「色彩のコントラスト」
白を基調とした明るく開放的なLDKに対し、ヌックには深いグレーのアクセントウォールと木目調の天井を採用しました。この色彩と素材の切り替えが、物理的な壁を設けなくても、視覚的・体感的に空間の境界をつくります。白いLDKは、食事や家事、会話など、日常の活動を受け止める明るい場所です。一方、深いグレーに包まれたヌックは、視線が自然に内側へ向かい、仕事や勉強、読書、趣味など、一つのことに集中するための場所として印象づけられます。
LDKから見ると、深いグレーのヌックが室内の奥に落ち着きと奥行きを生み出します。ヌックからLDKを見ると、白い空間と窓からの光が、切り取られた景色のように広がります。窓から入る自然光、照明がつくる陰影、白、グレー、木目の対比。色を単なる装飾として使うのではなく、壁をつくらずに空間と過ごし方を切り替えるための設計として取り入れました。

仕事や勉強に集中できるワークスペースにも変化
ヌックには、一つの決められた用途しかないわけではありません。壁面のカウンターを使えば、仕事や勉強に集中できるワークスペースになります。本や趣味のアイテムを並べれば、読書や好きなことに没頭する場所になります。クッションや小さな照明を置けば、動画を見たり、音楽を聴いたり、ゆっくり休んだりする場所になります。一人で暮らすときには、仕事と休息を切り替える場所に。二人で暮らすときには、一緒にいながら別々のことを楽しめる場所に。
暮らし方が変われば、ヌックの役割も変わります。用途を固定しない余白があるからこそ、住む人自身が自分に合った過ごし方をつくることができます。

ヌックによって収納機能も追加
小上がりとなったヌックの床下には、収納スペースを確保しました。季節用品、旅行用品、予備の寝具、趣味の道具など、毎日は使わないものを床下へ片付けることで、LDKをすっきりと保つことができます。独立した部屋をつくるための間仕切り壁は、空間を分けても収納を増やすことはできません。今回のヌックは、上部を「過ごす場所」、下部を「片付ける場所」として活用します。限られた面積を上下に使い、居場所と収納という二つの機能を重ねることで、室内を狭く見せずに生活機能を充実させました。

小さなヌックが、暮らす時間に寄り添う
朝、ヌックのカウンターにコーヒーとパソコンを置く。LDKでは家族が朝食の準備をしている。その音や気配は届いているが、小上がりに座ると、自然に目の前の仕事へ意識が向かう。昼は、窓から入る光の中で本を読む。少し疲れたら、クッションにもたれて足を伸ばす。帰宅後は仕事道具を片付け、趣味の道具を広げる。お気に入りの音楽を流し、誰にも急かされずに好きなことへ没頭する。夜は照明を落とす。深いグレーの壁と木目の天井に柔らかな陰影が生まれ、昼間とは違う落ち着いた表情に変わる。
完全な個室ではないため、LDKにいる家族やパートナーとの会話は途切れない。それでも、ヌックに座っている間は、自分の時間を過ごすことができる。片付けるときは、普段使わないものを床下収納へしまう。生活感が視界から消え、ヌックは再び、何にでも使える余白へ戻る。仕事をする場所。
好きなことに没頭する場所。家族とつながりながら、一人になる場所。何もせず、ゆっくり過ごす場所。小さなヌックが、一日の中で役割を変えながら、暮らす人の時間に寄り添います。
石川県金沢市の「BRICK 202」にNOOK LIFE 01を導入した結果、施工前33,000円だった家賃を60,000円へ引き上げました。家賃上昇額は月額27,000円、上昇率は約81.8%です。家賃を大幅に引き上げたにもかかわらず、完成後15日で入居申し込みが入りました。この結果は、築年数や設備条件だけでなく、「この部屋でどのような時間を過ごせるか」という暮らしの体験が、賃貸住宅を選ぶ理由になり得ることを示しています。通常の原状回復と比較した当社シミュレーションでも、家賃と空室期間の改善により、長期保有時の税引後キャッシュフロー向上が見込まれています。
※実績は本物件における事例であり、すべての物件で同様の成果を保証するものではありません。
※シミュレーション結果は、施工費、募集条件、入居期間、修繕費、税制などの条件によって異なります。
物件名:BRICK 所在地:石川県金沢市寺中町
築年月:1988年8月 間取り:1LDK
専有面積:46.66平米 施工期間:7週間

※比較は当社想定条件に基づくシミュレーションです。実際の収益は、物件条件、施工費、募集条件、入居期間、修繕費、税制等により異なります。
「これまでの間取りづくりでは、壁で空間を分け、それぞれの部屋に役割を与える方法が一般的でした。しかし、限られた面積を細かく仕切れば、部屋数は増えても、一つひとつの場所は狭くなってしまいます。私たちが今回考えたのは、部屋を増やすのではなく、居場所を増やすことです。家族やパートナーの気配を感じながら、仕事や勉強に集中する。好きなことに没頭する。ゆっくりと力を抜いて過ごす。さらに床下には、普段使わないものを片付けられる収納も設けました。白いLDKと深いグレーのヌックの色彩を切り替えることで、壁がなくても、過ごす人の気持ちを切り替えられる空間を目指しました。ヌックを取り入れることで、空間を分断することなく、一つの部屋に複数の機能を重ねることができます。Renottaでは、今回だけで終わらせず、物件や暮らす人に合わせた『NOOK LIFE』の部屋を、これからも継続してつくっていきます」
Renottaは今後も、ヌックのある暮らしを一つの固定された形に当てはめるのではなく、物件の広さ、間取り、立地、想定する入居者の暮らし方に合わせて設計していきます。
仕事や勉強に集中する場所。読書や休息のための場所。映画、ゲーム、音楽、推し活を楽しむ場所。子どもが学び、遊ぶ場所。ペットと一緒に過ごす場所。居場所と収納を組み合わせた場所。
それぞれの物件に必要な機能や過ごし方を考えながら、複数の役割を持つ「NOOK LIFE」の部屋を継続してつくっていきます。共通するのは、壁で空間を細かく分けるのではなく、ヌックによって一つの空間に複数の居場所と機能を重ねることです。
限られた面積でも、暮らし方はもっと豊かにできる。Renottaは、「何部屋あるか」だけではなく、「その部屋で、どれだけ多様な時間を過ごせるか」という視点から、これからの賃貸住宅を提案していきます。
住宅価格や建築コストが上昇する中、既存住宅を取り壊すのではなく、今の暮らしに合った価値を加えて活用することの重要性が高まっています。
Renottaは、既存の賃貸住宅にデザインと暮らし方の提案を加えることで、入居者には自分らしく暮らせる住まいを、不動産オーナーには価格競争に頼らない賃貸経営の選択肢を提供します。
Renottaは、個々のライフスタイルに寄り添うデザインコンセプトを持つ全国賃貸リノベーションブランドです。 コンセプト、デザイン、ライフスタイルの3つを軸に、一人ひとりの「らしさ」や「趣味」を反映した空間を提供し、長く愛される住まいづくりを目指しています。 2026年3月時点で、全国でこれまでに10,000室以上のRenottaの部屋を展開しています。

全国賃貸リノベーションブランド「Renotta」
今後の展開 クラスコデザインスタジオは今後も、Renottaを通じて、賃貸住宅に“価格以外で選ばれる理由”を生み出す提案を進めてまいります。 NOOK LIFE 01は、住む人にとっては暮らしの楽しさを生み出し、不動産オーナーにとっては資産価値向上の選択肢となり、不動産会社にとっては価格競争から価値競争への転換を後押しするデザインコンセプトです。 今後は、全国の不動産会社・オーナーに向けて、本コンセプトを活用した賃貸リノベーション提案を広げてまいります。
〈Renotta Webサイト〉
https://renotta.jp/
参考資料
RoomClip住文化研究所「ヌックに関する調査」
https://corp.roomclip.jp/news/entry/207
RoomClip住文化研究所「トレンドレポート2025-2026」
https://corp.roomclip.jp/news/entry/249
国土交通省「テレワークの推進・令和7年度調査結果」
https://www.mlit.go.jp/toshi/kankyo/telework_index.html
〈会社概要〉
会社名:株式会社クラスコデザインスタジオ
代表者:代表取締役社長 小村 典弘
所在地:金沢本社 〒920-0024 石川県金沢市西念4-24-21 TEL 076-222-1111 FAX 076-264-9156
東京オフィス 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-16-11 フォーキャスト西新宿5F TEL 03-6833-5500 FAX 03-6675-9004
URL:
https://www.crasco.jp/
事業内容:不動産の売買、賃貸借、管理、修理及び仲介 建売住宅の建築、販売及び宅地の造成販売など