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金沢で「食」をテーマにしたグループ展 絵画や陶芸、映像作品など70点展示

土蔵を使った展示室で全70点を展示した

土蔵を使った展示室で全70点を展示した

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 アトリエ&ギャラリー「creava(クリーヴァ)」(金沢市長町2、TEL 076-231-4756)で現在、14組の作家によるグループ展「フード」が開催されている。

【VRで読む】アトリエ&ギャラリー「creava」で開催中のグループ展「フード」

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 同ギャラリーの川岸いずみさんは「開廊して5年、陶芸工房を併設していることもあり工芸作品を中心とした展示が多かった。今回新たな取り組みとして、身近でそれぞれの解釈に広がりのある『食』をテーマに、多ジャンルの若い作家をセレクトし現代的な感覚や新しい挑戦を反映した作品を取り上げた」と企画の概要を話す。

 石川県内在住のwith Rhythmsさん、上岡安里さん、佐直麻里子さん、topiさん、中島大河さん、中田日菜子さん、Yumi Takeuchi&Paul Hommageさんらが参加し、絵画や陶芸、写真、映像などの作品70点を展示。全作家が同ギャラリーでは初出品。

 アーティスト集団「キタイッサカの土間」の堀江たくみさんは焼き物に漫画用のGペンで少女を描いた器などを、四井雄大さんは喫茶店チェーンのコーヒーカップから着想を得たというカップなどを展示した。菊谷達史さんは仲間で集いバーベキューをする様子を描く「The BBQ eaters」を出品。パンや食器、野菜などを油彩の優しいタッチで表現した森山理絵さん、趣味のアウトドアで作ったメニューを写真作品として残す中川暁文さん、現代人の食に深く関わるコンビニを点画で描いた北原明峰さんなど、個性豊かな作品が出そろった。

 土蔵の2階では同ギャラリー初となる映像作品を展示し、電子レンジを使って鉄を作る実験を収めた吉川永祐さんの「鉄と食べる」、男性が野外で弁当を食べようとするも重ね合わせた映像の存在に食べられてしまう山岸耕輔さんの「ダモア」など4作品が上映する。

 川岸さんは「びっくりするような作品や共感できるような作品も多く、見た人それぞれに取っかかりやひらめきを感じてほしい。観覧後に作家の食に対する視点を自宅のキッチンなどでも思い出してもらい、日常にアートの刺激を織り交ぜてもらえたら」と話す。

 開場時間は11時~17時。水曜・木曜定休。入場無料。4月24日まで。

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