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金沢のギャラリーで彫刻作家・高橋直宏さん個展「Undertaker」

ロープを使った高橋さんの作品

ロープを使った高橋さんの作品

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 「高橋直宏個展 Undertaker」が現在、ギャラリー「金沢アートグミ」(金沢市青草町、TEL 076-225-7780)で開催されている。

【VRで読む】彫刻作家・高橋直宏さん個展「Undertaker」

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 同ギャラリーが継続して取り組む「コーポレートアート展」の第12回で、金沢美術工芸大学と北國銀行が、教育と研究の推進と地域社会の発展や活性化に寄与することを目的に2010年(平成22年)に包括連携協定を結び活動を始め、同大学の卒業生が出展を続けている。

 出展するのは北海道出身で同大学院を修了した彫刻作家の高橋直宏さん。これまで石川や関東圏で個展やグループ展に参加してきた。大学入学後に素材の使いやすさと、自身が表現したいイメージを具現化できることから木材を使った彫刻制作に取り組んでいる。

 同展のテーマ「Undertaker」には、引受人という意味のほかに墓掘りという意味もあり、高橋さんによると「自身と外部の関係に揺さぶられると感覚や曖昧さ、葛藤と死に向き合う思いを表現した」という。

 会場には昨年9月から取り組んだ作品7点を並べた。人体をモチーフとした作品はパーツごとに制作し、あえて接着剤を使わずロープやテープでつないだ。高橋さんは「仮設的に縛ることで、主体的行動を表現したかった。あえて『決めないがこと』が引き受けること。作品を全方向から見て、その変化を感じてもらえれば」と話す。

 2月19日には、哲学者で美術家の星野太さんを迎え、作品を解説しながら理解を深めるトークイベントも予定する。18時開始。参加無料。定員30人。予約は同ギャラリーが受け付ける。

 個展の開場時間は10時~18時。水曜休場。(2月23日は開場、24日休場)。3月6日まで。

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