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「ハグ写真」でママの応援を 野々市で親子愛を未来につなぐ市民活動

にぎわいの里ののいちカミーノで毎月開催する「ハグで応援写真」のスタッフと参加者

にぎわいの里ののいちカミーノで毎月開催する「ハグで応援写真」のスタッフと参加者

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 金沢のフリーカメラマン原嶋あさよさんが4月15日、にぎわいの里ののいちカミーノ(野々市市本町2)で、母親が子どもを抱きしめる「ハグ写真」の撮影会を始めた。

参加者のハグ写真

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 原嶋さんは博物館で学芸員の仕事をしていたが、体調を崩し2020年に退職。これからの自分の生き方を模索する中で、友人から頼まれたプロフィル写真の撮影をきっかけに、好きだった写真を仕事にすることに決めたという。フードフォトグラファーとしての仕事をする一方で、親子の幸せそうな瞬間をカメラに収めようと「ハグ写真」撮影の活動をスタート。子どもの写真は撮っても自分が一緒の写真はないという母親が多く、SNSや口コミで輪が広がり、これまで40組以上を撮影してきた。

 活動に賛同する友人たちと共に昨年7月、野々市市で市民活動団体「ハグで応援写真」を立ち上げ、今月から毎月1回撮影会を開催することにした。生後6カ月以上の子どもを対象に、元保育士による手遊びや、体操などを取り入れ、楽しそうに触れ合う親子の表情を撮影。原嶋さんは「レクリエーションの後に1組ずつハグ写真を撮ることで、リラックスしたいい表情になる」と言う。

 原嶋さんは「自分の幼少期はスチルカメラの時代で、家族写真といえば写真館での撮影が主流。親子愛にあふれる写真があれば『自分が親から愛されていた』ことを実感し、自己肯定感につながるのでは」と期待する。参加者からは「日々忙しい子育てで自分がいい母親であるか不安になることもあるが、幸せそうに抱きしめる姿が自信になる」と好評で、会では孤立しがちな母親の心のよりどころになることも目指す。

 活動日は第3金曜。定員は6組で、予約が必要。参加費は1,500円で、後日5枚ほどの写真データが送られる。

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