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ご当地ポテトチップスの新パッケージ 金沢美大生が金沢の魅力を発信

デザインした金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻2年北恭輔さん(左)と江川依吹さん(右)

デザインした金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻2年北恭輔さん(左)と江川依吹さん(右)

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 金沢美術工芸大学の学生がパッケージデザインを担当したポテトチップス「湖池屋プライドポテト JAPAN 金沢の甘えび」の販売が9月18日、全国で始まった。

「湖池屋プライドポテト JAPAN 金沢の甘えび」

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 そのまま乾燥させて粉末化した甘えびをチップスにかけた同商品。湖池屋(東京都板橋区)が、金沢の風土や魅力を発信しようと金沢美術工芸大学の学生が作成したパッケージデザインを採用し、今年で4年目となる。

 学生が応募したデザイン案の中から最終選考に残った6作品で全国投票を行い、視覚デザイン専攻2年の北恭輔さんが鼓門を描いた「金沢に舌鼓」と、同専攻2年の江川依吹さんが金箔(きんぱく)でエビをデザインした「金沢漆器」の2作品を選んだ。

 「九谷焼を題材にし、鼓門を主役にした。鼓門は金沢の入り口であり、金沢を象徴する鼓門を梅の花と一緒にデザインした。自分のデザインが実際に使われるのは、うれしい。金沢の魅力を学生と共に発信していくという企画がとても素晴らしいと思う」と北さん。江川さんは「金沢漆器の美しさに感動し制作した。金沢漆器に金箔(きんぱく)で甘えびを描いて、地域と味が一目で分かるようにした。博物館で見た金沢漆器のらでんがきれいだったのでエビの目をきらきらさせた。プライドポテトと美大がコラボして、おいしいポテトチップスを食べることができて幸せ」と話す。

 視覚デザイン専攻の寺井剛敏教授は「デザインを提案するに当たり、企業側の意見や消費者の視点などの制約から考えるという大学の課題とは違う経験を今後の制作に生かしてほしい」と話す。

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