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湖池屋・甘えびチップスに新パッケージ 金沢美大生が加賀繍と水引で表現

パッケージデザインを担当した金沢美大生の柴谷実侑さん(左)と辻ノ上真綾さん

パッケージデザインを担当した金沢美大生の柴谷実侑さん(左)と辻ノ上真綾さん

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 金沢美術工芸大学の学生がパッケージデザインしたポテトチップス「湖池屋プライドポテト 日本の神業 金沢の甘えび」の全国販売が11月25日、期間限定で始まった。

「湖池屋プライドポテト 日本の神業 金沢の甘えび」

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 乾燥させて粉末化した甘エビをチップスにかけた同商品。金沢の風土や魅力を発信しようと湖池屋(東京都板橋区)が、金沢美術工芸大学の学生が作成したパッケージデザインを採用し、今年で5年目となる。

 学生が応募したデザイン案のうち6作品で全国投票を行い、甘エビを加賀縫(ぬい)で表現したデザイン科2年の柴谷実侑さんと、日本海の青と水引をモチーフにした同科2年の辻ノ上真綾さんの2作品を採用。同日、金沢市役所(金沢市広坂1)で発表会を行った。

 「甘エビのデザインをストレートに配置することで、味をしっかりイメージさせることができた。加賀藩前田家の家紋にある梅の花を添えることで、金沢を表現した」と柴谷さん。辻ノ上さんは「食品パッケージに青を使うことに勇気を出してチャレンジした。甘エビを表現するために赤の水引を使った。海と甘エビを両立させることに苦労した」と話す。

 同社社長の佐藤章さんは「プライドポテトの中でも『金沢の甘えび』パッケージは、デザインが投票で選ばれ毎年変わるので、楽しみにしている人も多い。加賀百万石の美の文化によるデザインと、食の文化としての甘エビが合わさり、まさに『日本の神業』といえるポテトチップスになった」と話す。

 販売期間は2月28日まで。売り上げの一部を金沢市や金沢美大のほか、能登半島地震の復興支援として石川県にも寄付する。

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