完全受注生産のジュエリーショップ「BRILLIANCE+（ブリリアンス・プラス）」（金沢市主計町）が11月6日、主計町茶屋街の町家にオープンした。

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　明治期に建てられた築100年以上の町家を改装した同店のコンセプトは「夫婦のような場所」。古くからあるものに新しいエッセンスを取り入れ、別の個性を持った者が一緒に過ごしていく結婚生活をイメージしているという。エントランスには、金沢の陶芸作家で中村卓夫さんのオブジェを飾り、空間自体を楽しみゆったりと過ごしてもらえるようなインテリアにしているという。

　「業者からダイヤモンドを直接買い付け、オーダーを受けてから仕上げる完全受注生産のため、相場より3割ほど安く提供できる」と説明する店長の尾崎郁穂さんによると、婚約・結婚指輪などブライダルでの利用が多いという。店内には見本を置くが一般的なショーケースはなく、ジュエリーコーディネーターが客の好みなどを聞きながらデザインや地金の種類などを選びカスタマイズしてもらうセミオーダースタイルを採る。カスタマイズは、婚約指輪で700万通り以上、結婚指輪で3000通り以上が可能。ゆっくり選べるように平日は2時間制で休日は1時間30分制の予約制とした。

　男性がプロポーズの際にダイヤモンドを贈り、後日2人で指輪やネックレスのデザインやサイズを決める「ダイヤモンドプロポーズ」のサポートも行っており、コロナ禍で結婚式を控えるカップルが「結婚のイベント」の一つとして来店するケースも多いという。

　尾崎さんは「二人が重ねてきたストーリーをジュエリーに込めるお手伝いができたら。町家の雰囲気を楽しむといった気軽な気持ちで遊びに来てもらえれば」と話す。

　営業時間は11時～19時。水曜・木曜定休。