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石川で「似顔絵ライブ」-似顔絵イラストレーター5人が地元民ら描く

来店客の似顔絵を描く準生地さん(後方中央)とでこりんさん(右)

来店客の似顔絵を描く準生地さん(後方中央)とでこりんさん(右)

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 県内外の似顔絵イラストレーター5人による「似顔絵ライブ」が11月8日、結婚式用ウエルカムボードなどを扱う「アート工房」(野々市市、TEL076-213-6679)で始まった。11日の同市市制施行1周年を記念したイベントで、初日は親子連れらが訪れ、そっくりに仕上がった似顔絵に歓声を上げた。

「似顔絵ライブ」が行われている「アート工房」の様子

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 同店は日頃から県内や富山県、東京、京都など各地の似顔絵イラストレーターと提携し、新郎新婦の顔を描いたウエルカムボードなどを制作・販売している。今回は9月に白山市から移転オープンしたばかりの店をPRしようと、記念の日に合わせてイベントを企画した。

 「ライブ」では11日までの期間中、毎日、日替わりで5人のうち2人が参加し、来店客を有料で描く。初日は、高岡市の自宅にアトリエを作り、似顔絵とイラストの仕事を請け負っているでこりんさん(25)と、京都市のショッピングモールに常設コーナーを持つ準生地(じゅんいち)さん(41)が客を描いた。

 来店客に話しかけながら、「一番いい表情」を探して描くというでこりんさんは、パステルクレヨンや絵の具、フェルトペンを組み合わせて、1歳の男の子の顔をほのぼのとしたタッチで仕上げた。「家に飾った時にハッピーな気持ちになるように」と、余白にはウサギの姉妹と鳥、色鮮やかな花々を描き入れた。

 一方、解剖図を見て人間の顔の骨の形や筋肉の付き方を学んだという準生地さんは、対照的に、無言のまま水彩絵の具を付けた筆ほぼ一本で色紙に向かい、20歳の主婦と7カ月の長女、20歳の友人を優しげな雰囲気そのままに描き上げた。

 同店から招待を受けた近くのデイサービスセンターの利用者も訪れ、完成した絵を前に「写真を写して、アメリカに住んでいる息子に送る」などと大喜びしていた。

 費用は1人1,000円。

 開催時間は11時~19時。今月11日まで。

後援申請20141009
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