能登のまちづくり会社「江尻屋」（鳳珠郡穴水町、TEL 0768-52-0911）が現在、「カヌー体験」の参加者を募集している。

江尻屋が開催した「カヌー体験」の様子

　「まちづくり協働事業」「観光交流事業」「子育て・健康福祉事業」を活動の柱に、ショッピングサイト「奥能登市場」も運営する同社が、能登への誘客を目的に昨年から始めた同イベント。「何もないところがいい」と大自然の中でほのぼのと過ごす時間を求めて訪れる人も増えた。

　体験は所要時間2～3時間で3コースを用意する。商店街に近い運河を巡り、日常生活では見られない角度から街を眺めることができる「商店街運河コース」、同町の伝統漁法の「ボラ待ちやぐら」を間近で観察できる「中井湾『ぼら待ちやぐら』コース」、同町唯一の無人島「青島」を訪ねる「志ケ浦～新崎『無人島コース』」。通年で5月～10月まで実施する同企画は家族や友人グループの4人を単位に、初心者でも参加できるよう「カヌー指導」も行い、地域の歴史や自然も解説する。

　同社の北出整さんは「海と運河の流れに身を任せて思い出を刻んでほしい。カヌーでしか見られない世界が発見できるかも」と参加を呼びかける。

　参加費用は、大人＝2,000円・中学生以下＝1,000円（保険料込）。同社サイトからのメールかファクス（0768-52-0922）で受け付ける。体験希望日の5日前までに申し込みが必要。