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近江町市場のフランス菓子店「ビケットボンボン」 イートイン始まる

シェフハ?ティシエの内田陸さんと妻の千絵さん

シェフハ?ティシエの内田陸さんと妻の千絵さん

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 金沢のフランス菓子店「ビケットボンボン」(金沢市十間町、TEL 076-203-9215)が7月17日、イートインサービスの提供を始めた。

【VRで読む】近江町市場のフランス菓子店「ビケットボンボン」

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 同店は近江町市場で1907(明治40)年から続く老舗花店「なるせフラワーガーデン」に併設して、昨年3月にオープンした。シェフパティシエを務めるのは、跡取り娘の千絵さんの夫、内田陸さん。フランスや神奈川でケーキの修業を積み、新天地となる金沢で独立した。千絵さんは花を眺めながらのんびりとくつろげるカフェをするのが夢だったといい、店内装飾は千絵さんが担当するなど、2人で店を作り上げてきた。贈答用に購入する客からは花を添えたいという要望も多く、花と菓子の相乗効果も生まれているという。

 店のコンセプトは「フランスの街角にあるお菓子屋さん」。店の名物のカヌレ(270円~)は、洋酒の香りをモチモチの生地に閉じ込め、香ばしくカリッとした外側との対比を楽しめるよう仕上げており、その日のうちに食べてもらえるよう作り置きはしないという。菓子で使うフルーツは市場内のなじみの青果店から仕入れており、食べ頃の果物をふんだんに使ったタルトなど、食材の味わいが引き立つよう工夫する。

 店内とテラスに新設した客席は6席。注文してからシュー皮にクリームを詰める「シューパリジェンヌ」(378円)や、自家製アイスクリームを詰める「バニラシューアイス」(302円)も店内ですぐに食べられるため、皮も香ばしいままだと好評。今後は、パフェなどカフェ限定メニューも提供する予定。

 陸さんは「市場で出合う食材にインスピレーションを受け、新しいお菓子がどんどん生まれている。その場で食べてもらえることで、お客さまの反応も知ることができてうれしい」と話す。

 営業時間は10時~16時。日曜・月曜定休。

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