「自宅感覚」で新郎新婦がおもてなし-金沢に新スタイルの結婚式場

「新郎新婦の自宅に招待する」というコンセプトでリラックスできる空間を演出する

「新郎新婦の自宅に招待する」というコンセプトでリラックスできる空間を演出する

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 「招待されたお客様が主役」という新しいコンセプトの結婚式場「ディスティーノ」(金沢市泉野出町2、TEL 076-280-6800)が12月15日、金沢の高級住宅地・泉野にオープンした。同式場は、岡山県で斬新なニューヨーク・スタイルの結婚式で話題を集めている「マグリット」(岡山市丸の内)が運営するもので、今回の金沢が岡山の本店に次いで2号店となる。

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 今から約10数年前までの同本店は岡山県で旅館業を営んでいた。しかし、その旅館業を3代目にあたる現在の社長が引き継ぐにあたって、それまでのニューヨーク留学経験をもとに思い切って結婚式場へと業態転換し成功したもの。要因は「ニューヨーク・スタイル」という「気軽に招待客に楽しんでもらうこと」に徹したことにあるという。

 その式のスタイルは、従来のように媒酌人を立てるような形式張ったことが一切なく、「わざわざ足を運んできてくれた『お客様が主役』」という考えにもとづき、スピーチや余興なども一切ない。代わりに、お客が新郎新婦の自宅に招かれているようなリラックスできる空間作りのためのいろいろな「しかけ」があり、スタッフは式場で新郎新婦自身が招待客をもてなすのを「サポートする」というスタンスが特徴。

 また、「すべては招待客のために」という斬新なコンセプトが同業者でも評判になり、結婚式場のプランニング会社も設立し、すでに全国で約16カ所の式場の企画を手がけたという。今後は、プランニング事業と平行して直営店も増やしていく計画で、その2号店として今回、金沢の式場をオープンすることになった。

 1階には100席ほどの「披露宴会場」と「しかけ部屋」、2階に「チャペル」がある。料理はフュージョン料理(和食、フレンチ、イタリアンの融合料理)だが、「金時草」などの「加賀野菜」も積極的に取り入れている。「ナイフとフォークではなく、おはしを使っていただくので、若い人から年配の人まで気軽に食事が楽しめる」(同式場関係者)と話す。さらに結婚式だけでなく、誕生日や結婚記念日などの「アニバーサリー・パーティー」としても利用できる。

営業時間10時~19時。火曜定休。

ディスティーノ

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