北陸のカレー店を中心に取り上げる個人サイト「北陸カレー物語」が現在、開設20周年を記念してプレゼントキャンペーンを実施している。
「チャンピオンカレー」提供のオリジナルパッケージのレトルトカレー
サイトを運営するのは「ナマステさん」こと、米谷義浩さん。1998年にグルメや観光情報などを取り上げる「北陸情報総合サイト」を立ち上げたが、カレー好きの妻の影響でカレー店を紹介するページだけが増えてしまい、「北陸カレー物語」としてサイトを独立させた。これまで、北陸三県中心に約800店舗を訪れている。
米谷さんは20年間を振り返り、「金沢カレーや富山でのカレーブームなど、北陸のカレー界が発展していくのと同じ道のりを共に歩んでこられたことを誇りに思う。始めた頃はグルメサイトなども他になく、お店で写真を撮って怒られる時代で、苦労も多かった。何度もやめようと思ったが、多くの人たちから続けてほしいと励ましの声をもらい、ギリギリやってこられた。多くのカレー店から感謝を頂くことも増え、続けて良かったと心から思う」と話す。
「応援や協力をしてくれた人や店舗にお礼がしたい」と、昨年末に自費で1回のみのプレゼントキャンペーンをしようと決意。サイトとのコラボカレーをビュッフェ内メニューとして提供する「ANAクラウンプラザホテル金沢 カスケイドダイニング」(金沢市昭和町)のペアランチ券を賞品にしようと考えたところ、ホテル側から協賛として12カ月分提供を受けられることになり、今年1月から12月まで1年を通した連続プレゼントキャンペーンを行うことになった。
キャンペーンにはサイトと連動するSNS(ツイッター、フェイスブック、インスタグラム)から応募できる。プレゼントはペアランチ券のほか、協賛として「チャンピオンカレー」(野々市市高橋町)がオリジナルパッケージのレトルトカレーを、「日本自動車博物館」(小松市二ツ梨町)がプレミアム入館チケットを提供。オリジナルバッジも用意し、協賛企業からの提供があれば追加する。応募締め切りは毎月25日で、月末ごろに当選者へメールを送る。
米谷さんは「石川県は金沢カレーという文化もあり、全国的にもカレー店やカレールーの消費率が高い。しかし、カレー県であることを石川県民自身が気付いていないと感じるので、北陸3県を含め、カレー文化を広めていく力添えができれば。20年間ゆるゆると続けてきたので、次は目指せ25周年で頑張りたい」と話す。