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チャンピオンカレーが「金沢カレーの歴史」公開 黎明期を知る関係者が協力

田中さんが独立前に勤めた「レストラン ニューカナザワ」での写真

田中さんが独立前に勤めた「レストラン ニューカナザワ」での写真

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 カレー専門店「カレーのチャンピオン」などを運営する「チャンピオンカレー」(野々市市)が3月9日、「金沢カレー」の歴史をまとめたウェブコンテンツを自社サイト内で公開した。

レシピやメニューなど社内に残る資料

 同社は1961(昭和36)年、金沢市内で「洋食のタナカ」として創業。創業者の田中吉和さんが金沢カレーのレシピを初めて考案したことから、「金沢カレーの元祖」と呼ばれることが多い。

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 北陸新幹線開業によって金沢カレーの歴史や変遷についての問い合わせが増える中、これまで事業者側から発信するまとまった情報はなかった。そこで同社は、黎明(れいめい)期を知る関係者が健在のうちに記録として残しておこうと、田中さんが遺(のこ)した資料や、「インディアンカレー」の立ち上げに関わった後、「カレーの市民アルバ」を創業した今度忠さんなどの協力を得てコンテンツを作成したという。

 コンテンツの内容は、金沢カレーの定義や特徴など基礎知識から始まり、代表的な店の紹介、金沢カレーの誕生と変遷、レシピや製法、ステンレス皿や盛り付け方など独特のスタイルの理由など。特に歴史については、各店の創業者や関係者の関係、レシピの流れなど詳しく紹介している。

 「事業者側からの一つの見方として、現時点で私たちが知り得る限りの情報をまとめた。金沢カレーの盛り上げに一役買えたら」と同社社長の南恵太さん。「これを機会に老舗から新興店まであらためて知っていただいて、それぞれの違いも楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。