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金沢港近くに土蔵をDIYしたカフェ 自家製のピザパンなどを手作りの器で提供

築100年以上の蔵を自らリノベーションした「咲蔵」

築100年以上の蔵を自らリノベーションした「咲蔵」

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 蔵カフェ「咲蔵」(金沢市金石西1、TEL 070-3623-2458)が金石港近くにオープンして、2カ月がたった。

【VRで読む】金石港近くにオープンした蔵カフェ「咲蔵」

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 3人の子どもたちが社会人となったタイミングに、1人で運営できる小さなカフェを作りたいと考えた店主のnorikoさん。地元金石で見つけた物件には、古民家に覆われた築100年以上の蔵があった。周囲の住居部分は取り壊し、1年以上かけて夫がリノベーション。約12坪の店内には1階にカウンター4席、テーブル5卓10席、2階に多目的スペースを設ける。

 提供するのは、やわらかく焼き上げた自家製パンにトマトソースやカレーソース、旬替わりの具材をのせた「まんまるピザパン」(680円~)。トッピングは卵や魚介類、チキンなど常時4種類前後が選べ、きんぴらごぼうとチーズがお薦めという。ハーフサイズにも対応。卵を使わない「咲蔵風フレンチトースト」(380円~)も用意し、同町の「陶芸工房 一閑」でnorikoさんが自ら制作した器で提供する。

 ドリンクメニューは地元のもので、「能登ゆずサイダー」や「塩サイダー」のほか、「アリーカフェ」(畝田西3)の「金澤珈琲(コーヒー)」を「虚空蔵窯(こくうぞうがま)」(能美市)の九谷焼で提供する。

 norikoさんは「これまでの人生で出会った人たちとのつながりや協力があって完成した店。ご近所のおじいちゃんおばあちゃんが毎日通いやすい、リーズナブルな価格設定を意識している。気軽にまったりできる空間や雰囲気を大切にしながら、今後は2階を活用したワークショップなども開催できれば」と話す。

 営業時間は10時~15時30分。火曜・水曜定休。

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