ランチやカフェ、おばんざいを提供するバー「お食事Barつばめ」(金沢市山の上町、TEL 076-209-6161)が10月19日、山の上交差点から徒歩5分の場所にオープンした。
【VRで読む】山の上交差点から徒歩5分「お食事Barつばめ」オープン、昭和レトロな隠れ家
オーナーの北村谷成毅さんは、片町で「パブキタムラヤ」と「バーひばり」を経営。古民家をリノベーションして住みたいと1年以上前から自宅としての物件を探していたところ、心地よい庭と広い縁側を備えた昭和初期の建物を見つけた。片町の店は立ち飲み形式で、転勤族やインバウンド客の利用が多いこともあり、金沢の古い街並みや建物をゆったりと楽しんでもらえるよう、新店としてオープンすることを思い立ったという。玄関を入った正面は厨房(ちゅうぼう)になっており、台所から出迎えるという家庭的な雰囲気も大切にする。
料理は北村谷さんの母親の和美さんが担当。野菜をふんだんに盛り込んだ優しい味付けに仕上げており、昭和の家庭を味覚からも楽しんでもらえるようにした。夜は酒のあてとしておばんざいを小皿で出すほか、ランチタイムには日替わり定食(1,496円)と牛重定食(1,650円)の2種類を提供する。
ランチのデザートとして添えられるりんごあめは、カフェタイムに間借り営業するりんごあめ専門店「ごりんのりんご飴(あめ)」の商品。竪町通りにあった店を移転し、カフェタイムに間借り営業する形で同日開店した。パリパリのあめとジューシーなリンゴの果肉が特徴で、ランチ帰りに土産として購入する人も多く、竪町とは違った客層に喜ばれているという。カフェではドリンクとのセットやりんごあめを添えたあんみつセット(1,000円~)などを用意し、今後はパフェなどメニューを拡大していくという。
北村谷さんは「インテリア、食器、料理に至るまで手作りにこだわり、昭和の雰囲気を楽しめるようにした。庭を見ながらゆっくりと、温かい時間を過ごしていただきたい」と話す。
営業時間は11時~22時30分(カフェタイムは14時30分~日没)。月曜・木曜定休。席数や駐車場が少なく、料理はなくなり次第終了となるため、電話やインスタグラムなどでの予約が確実。