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金沢城公園に約140年ぶり「鼠多門」が復元 新たなシンボルに

鼠多門もライトアップされ、幻想的な雰囲気が楽しめる

鼠多門もライトアップされ、幻想的な雰囲気が楽しめる

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 金沢城公園(金沢市丸の内1、TEL 076-234-3800)の尾山神社側に、新たなシンボルとなる「鼠多門(ねずみたもん)」と「鼠多門橋(ねずみたもんばし)」が完成し、7月18日にお披露目となった。

【VRで読む】金沢城公園の尾山神社側に「鼠多門」が復元、新たなシンボルに

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 「鼠多門」は江戸時代前期には存在していたことが確認されている2階建ての櫓門(やぐらもん)で、1884(明治17)年に火災で焼失した。石川県が2015(平成27)年から復元工事を進め、特徴的な黒い海鼠漆喰(なまこしっくい)の壁に、木型を鉛で覆った鉛瓦で再現。尾山神社境内とつなぐ「鼠多門橋」も同じく復元され、武家屋敷跡から、尾山神社、金沢城公園、兼六園を通って本多の森公園に抜ける約2キロの「加賀百万石ルート」が誕生し、市内中心部の観光名所を効率よく巡ることができるようになった。

 鼠多門に使われる木材の7割は県産材で、壁や床は無垢(むく)の能登ヒバの手触りを楽しめる。

 同じく7月18日から、金沢城と兼六園のライトアップ「四季物語夏の段」も始まり、県では夜間散策マップを配布。鼠多門に隣接する「玉泉院丸庭園」では、音楽に合わせ移り変わる演出も見どころの一つで、金沢城の傑作とも言われる滝を組み込んだ特別な石垣も色とりどりに照らされる。

 季節限定のライトアップは、8月22日までの週末を中心に実施。19時から21時まで、兼六園も入園無料となる。金沢駅発着で、金沢市内のライトアップスポットを巡る「金沢駅ライトアップバス」も運行され、途中下車しながら夜の散策を楽しめる(実施日は要確認)。専用フリー乗車券は、大人500円、子ども250円で乗り降り自由。

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