金沢の港エリアの景色を見ながらステージイベントなどを楽しむ「金沢みなとの文化祭」が9月14日から開催される。主催は認定NPO法人趣都金澤。
ベイエリアの魅力に触れてもらうことを目的に、金沢港を中心とした会場で「金沢ベイツアー」「金沢ベイフェス」「金沢ベイフォーラム」の3つのイベントを行う。
「金沢ベイツアー」では「いにしえのみなと豪商たちの足跡ツアー」と題し、地域の文化や魅力を体感する。本年度、日本遺産の認定を受けたストーリー「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に金沢が追加認定されたことを受け、舞台となった金石、大野、粟崎の3地区を巡る。開催時間は10時~15時30分、参加費は4,000円。申し込みはホームページで受け付ける。
大野お台場公園(金沢市大野町4)で開く「金沢ベイフェス」では、データイム(15時~17時30分)に金石・大野・大徳・粟崎・鞍月の各町会の子どもたちが太鼓やバトントワリングを披露する。イブニングタイム(17時30分~20時)には、バレエやブラスバンド、フラダンス、トランペットソロ、バンド演奏で夕暮れ時を楽しめる。19時30分には史上初となる大野灯台のライトアップも。開催時間は15時~20時30分。
28日に開く「金沢ベイフォーラム」では、金沢ベイエリア(金石・大野・金沢港・粟崎・河北潟)の10年後の姿を、「金沢らしいベイエリアとは」の視点から考える。第1部では話題提供として、金沢とイタリアの比較や、都市デザインの視点から金沢ベイエリアの可能性について話し、第2部ではパネルディスカッションを予定。開催時間は15時30分~18時。会場はハルモニー金沢(竪町40)。参加費は500円。申し込みはホームページで受け付ける。
趣都金澤副理事長の辻匡さんは「伝統的なまちなみや自然が共存している『金沢ベイエリア』には、工房やカフェ、雑貨店などがまちに溶け込むようにあり、魅力がますます増している。中心部だけでなくベイエリアの魅力を体感し、可能性に気付いていただきたい」と話す。