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伝統の発酵食品「金沢こんかこんか」復活祭 ワークショップや飲食店とのコラボも

「こんかこんか復活祭」を主催する「AMD」の中神さん(右)と「HATCHi金沢」の緒方さん(左)

「こんかこんか復活祭」を主催する「AMD」の中神さん(右)と「HATCHi金沢」の緒方さん(左)

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 伝統の発酵食品を使った「こんかこんか復活祭」が11月17日、シェア型リノベーションホテル「HATCHi金沢」(金沢市橋場町)で開催される。

「こんかこんか復活祭」の会場となる「HATCHi金沢」

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 イベントの中心となる「金沢こんかこんか」は市内の「池田商店」(末広町)が作り続けてきたサバのぬか漬けで、人手不足や高齢化などの問題を抱え、昨年末に製造を中止していた。今年、デザイン会社「AMD 金沢オフィス」(中川除町)が事業を承継。生産者の斉藤園さんの全面協力の下、「金沢こんかこんかプロジェクト」として味の継承とブランディングに挑む。

 今回は事業承継後初の「金沢こんかこんか」が10月末に漬け上がったことを記念し、新たなパッケージで復活する商品のお披露目と魅力発信や知名度向上を目的にイベントを開く。当日はホテル前に「一日限定こんかこんかスタンド@屋台カート」を設置。市内のパン店「こくう」(額谷)やチョコレート専門店「love lotus」(十間町)、個人で焼き菓子を製造する「coya.」の田尻綾子さんが「金沢こんかこんか」を取り入れたメニューを販売する。

 ホテル1階の「HUM&Go 橋場町スタンド」や和食料理店「a.k.a.」でも限定メニューを提供し、「金沢こんかこんか」の新しい食べ方を提案していく。ホテル内では「こんかこんかのオリジナルオイル漬けワークショップ@1F大テーブル」も予定。「金沢こんかこんか」のスライスやフレークを使い、7種類前後の香辛料を自由にブレンドしてオリジナルのオリーブオイル漬けを作る。予約段階で席数が埋まるほどの反響があり、当日参加も可能になるよう開催時間を増やすという。

 プロジェクトリーダーの中神遼さんは「金沢こんかこんかを知らない方や、魚のぬか漬け自体を知らない方に向け、まずはこんな食べ物があるということを知っていただきたい。単体ではもちろん、パンやキッシュ、スコーン、チョコレートなどさまざまな組み合わせで提供するので、気軽に遊びに来ていただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は18時~23時(屋台は11時~18時、ワークショップは18時~19時15分)。ワークショップの参加費は1,000円。予約、問い合わせは「HATCHi金沢」(TEL 076-256-1100)まで。

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