「ダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケース」が10月18日から、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1、TEL 076-220-2800)の市民ギャラリーAで開催される。主催は一般社団法人ユニバーサルデザインいしかわ、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ、東アジア文化都市2018金沢実行委員会、金沢市。
同団体では「金沢からはじまる未来文化の創造~KOGEI・アート・芸能・音楽の新たな可能性~」をテーマに開催されている「東アジア文化都市2018」市民連携特別事業の採択を受け、世界41カ国以上、800万人を超える人々が体験している「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を北陸初開催する。
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、完全に光を遮断した「純度100%の暗闇」の中で、さまざまな体験を通じ、「五感」の気づきや「コミュニケーション」などを楽しむソーシャルエンターテインメント。「暗闇のエキスパート」である視覚障がい者のアテンドにより、会場内でさまざまなシーンを体験。その過程で視覚以外のさまざまな感覚の可能性と心地よさに気づき、コミュニケーションの大切さ、人の温かさなどが感じられるという。北陸初開催となる本イベントでは、「暗闇で感じる工芸」をテーマに金沢らしいオリジナルコンテンツが開催される。
23日には、同館シアター21で関連トークイベントを開催。ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表の志村真介氏をゲストに招き、「暗闇だからこその可能性」をテーマに、対等な関係性が育む可能性や創造性について考える。
事務局の万波智美さんは「普段は東京や大阪を中心に開催されているイベントを金沢で楽しめる特別な機会。暗闇の中での対話を通して、一期一会の出会いや体験を味わっていただけたら」と話す。
28日まで。チケット予約はホームページで受け付ける。先着順で定員に達し次第終了。