金沢の金澤表参道(横安江町商店街)近くに東欧ビンテージ雑貨店「Kitten Blue(キトンブルー)」(金沢市安江町、TEL 076-299-5559)がオープンして1カ月半がたった。
【VRで読む】金澤表参道近くの東欧ビンテージ雑貨店「Kitten Blue」
1920年代から80年代のドイツ、チェコ、ハンガリーなどのビンテージ雑貨を扱う同店。店主の酒谷諒子さんは古い映画が好きで、チェコの名作映画「ひなぎく」を見て東欧に興味を持ち、現地を旅したり、雑貨を買い集めたりするように。東欧雑貨の魅力は「洗練されすぎず、どこか懐かしくほっこりとかわいらしいこと」で、「古い物を大切にする文化」にも共感したという。
当初は趣味だったが、次第に東欧雑貨の魅力を多くの人に紹介したいと思うようになり、開業を決意。店名の「Kitten Blue」は、子猫のときにしか見ることができない神秘的な青い目のことで、「限られた時代と場所でしか作られないビンテージのかわいらしさ、はかなさ、美しさを伝えたい」という思いを込めたという。
店舗は金澤表参道の路地を入った西の宮通りに位置。静かでありながら個性的な店が立ち並ぶ雰囲気が気に入り、この場所に決めたという。「チェコの雑貨屋さんをイメージした」という店内には、食器、小物、アクセサリー、ぬいぐるみ、絵本、古着などが並ぶ。
アクセサリーはチェコやハンガリーのブローチや指輪、髪飾りなど。花柄のランチョンマットやクロスはハンガリーの手刺しゅうの物。絵本は日本でも人気の「もぐらとずぼん」のチェコ語版など。各地で買い付けた食器は、大きな水玉模様やレトロな花柄など「昭和に通じるような懐かしい雰囲気の物が多い」という。
酒谷さんは「古い時代の物だが、新しい洋服や新しいインテリアとも相性が良い。毎日の生活に気軽に取り入れてもらえたら」と話す。「一点物が多いので、雑貨との一期一会の出合いも楽しんでいただきたい」とも。
営業時間は11時~19時。火曜定休。