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石川県立伝統産業工芸館で夏休み企画 伝統工芸品で動物園&水族館をイメージ

同館職員や伝統工芸士らは、飼育員姿や動物になり切り出迎える

同館職員や伝統工芸士らは、飼育員姿や動物になり切り出迎える

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 金沢市の兼六園近く、「石川県立伝統産業工芸館」(金沢市兼六町1、TEL 076-262-2020)で現在、企画展「工芸ZOO」・「工芸Aquarium」が開かれている。

【VRで読む】「石川県立伝統産業工芸館」で開催中の「工芸ZOO」・「工芸Aquarium」

 1階ギャラリーでは「工芸ZOO」を開催。九谷焼や加賀友禅、山中漆器、輪島塗などの伝統工芸士等を中心に、動物をモチーフにした作品約320点が並ぶ。会場内は動物園をイメージしており、県内の動物園などに実際に足を運んで、展示方法の参考にしたという。

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 会場内にはクイズラリーや、平日限定で射的コーナーや同館スタッフお手製の衣装で動物になり切れるフォトスポットコーナーを設けるなど、大人も子どもも楽しめる空間づくりにこだわった。同館職員や伝統工芸士等は飼育員や動物になり切って、来場者を迎えるという遊び心も施す。今回は通常の企画展に比べて、体験要素をふんだんに盛り込み、土曜・日曜やお盆期間にワークショップや伝統工芸士等による実演など多彩なプログラムを用意する。

 2階の第3展示室・第4展示室では「工芸Aquarium」を開催。第3展示室では、クラゲをテーマにした作品を集めた。布を使ったトクイアヤさんのポップな作品と、狩野窪千江さん、重田真希さんの輪島塗でクラゲを表現した作品が同じ空間に漂う様子に、同館企画担当の金津史佳さんは「作り手さんによって表現の仕方がこんなにも違う、ということを楽しく感じ取っていただきたい」と話す。第4展示室では、水生生物をイメージした作品のほか、海や滝、海底に差し込む太陽の光など、水をテーマにした作品を展示する。

 金津さんは「夏休みということもあり、親子で楽しんでいただける企画展を目指した。小さいお子さまを連れた方もゆっくりと過ごせるよう、特別に畳を敷いた休憩所も設けている。多くの方に足を運んでいただき、気軽に伝統工芸作品に触れる入り口にしてもらえれば」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時(最終日は15時まで)。第3木曜休館。入館料は、2階有料ゾーンのみ大人=260円(65歳以上は200円、同企画展に限り17歳以下無料)。8月26日まで(第4企画展示室は27日まで)。