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金沢の水引工房と鯖江の眼鏡メーカーが共同開発 水引眼鏡「OTO」全16種類発売

水引眼鏡「OTO」を着けたスタッフ

水引眼鏡「OTO」を着けたスタッフ

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 金沢市の下菊橋近く、水引ギャラリー「自遊花人」(金沢市清川町7、TEL 076-244-6441)で1月15日、水引眼鏡の販売が始まった。

「自遊花人」と鯖江市の眼鏡メーカーが共同開発した水引眼鏡「OTO」

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 水引作家・廣瀬由利子さんが代表を務める同ギャラリーは「ハレの場だけでなく、日常楽しめる水引」をコンセプトに、和とモダンを融合させた「ワダンスタイル」の作品を製作、展示販売している。

 2年前、「眼鏡として新しいものを提案したい」と考えていた眼鏡メーカー「グラン」(福井県鯖江市)が、「伝統工芸の水引と眼鏡を組み合わせれば世界で一つだけのものができるのでは」と同ギャラリーに声を掛け、水引眼鏡「OTO」を共同開発。試行錯誤を重ね、昨年10月にはフランスで開かれた見本市「シルモ・パリ」に出品、今回の販売に至る。

 商品名の「OTO」には、「ものづくりは音の感覚に似ている。音を感じるような感覚で使ってほしい」という思いが込められている。フレームの形は4種類で、それぞれに4色をラインアップ。フレームと色に合わせて水引の形や色もそれぞれ変えており、フレームにあわじ結びをアクセントとしてつけたものや、水引をフレーム全体に巻き付けたものなど、全16種類を用意する。

 同ギャラリーの西村圭子さんは「眼鏡の聖地とも呼ばれる鯖江の眼鏡職人の細やかな技と、水引工芸の手作業の美しさが感じられる、とてもおしゃれな眼鏡が出来上がった。インパクトもあり、感度の高い方にぜひ着けていただきたい」と話す。

 販売価格は4万円~(フレームのみ)。同ギャラリーのほか、全国の眼鏡専門店などで取り扱う。

 営業時間は11時~17時。日曜定休。

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