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小松の老舗和菓子店が改装 五郎島金時の「大学ポテト大福」など新商品も

リニューアルした「河田ふたば」の外観

リニューアルした「河田ふたば」の外観

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 小松の和菓子店「河田ふたば」(小松市河田町、TEL 0761-47-2065)が9月9日、リニューアルオープンした。

【パノラマVR】リニューアルオープンした小松の和菓子店「河田ふたば」

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 1952(昭和27)年に創業し、今年で66年目を迎える老舗。初代は京都の和菓子店「出町ふたば」で修業し、のれん分けとして「ふたば」の名をもらったという。現店主で3代目の宮向健也さんは、金沢の和菓子店「浦田甘陽堂」で基礎を学んだ後実家に戻り、3年前に3代目を継承。「平成の名水百選」に選ばれた白山の湧き水「桜生水(さくらしょうず)」を使い、看板商品の「豆大福」をはじめとした大福や餅を中心に、さまざまな菓子を製造、販売している。

 近年、車で訪れる県外客が増えたことから、今回のリニューアルでは、店舗と工場を全面改装した上で、ゆったりとした駐車場とイートインスペースを設けたという。

 リニューアルに合わせて、小松のトマトや加賀のブルーベリーなど地元の食材を使った「産地大福」の新作として農業生産法人「かわに」(金沢市粟崎町)の五郎島金時を使った「大学ポテト大福」(302円)、県産米粉を使って白山を表現した「白山サブレ」(130円)、桜生水とクズを使ってプルプルとした独特の食感に仕上げた「葛アイスキャンディー」(162円)の3種類の新商品を発売。

 中でも「大学ポテト大福」は、甘いたれが絡んだ五郎島金時の大学ポテトと白餡(しろあん)を柔らかい餅で包んだ、見た目もインパクトのある一品で、女性を中心に人気を集めているという。

 宮向さんは「創業以来、この地で地域の皆さんに支えていただいており、地元の魅力を発信できるお菓子作りに力を入れている。お菓子を通して県内のおいしい野菜や果物を知ってもらえたら」と話す。「これからも皆さんに愛される商品を作って、たくさんの方に足を運んでいただける店にしていきたい」とも。

 営業時間は8時~19時。水曜定休。

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