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金沢文芸館で写真展「KANAZAWA今昔物語」-過去・現在を一対で表現

金沢文芸館

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 金沢文芸館(金沢市尾張町1、TEL 076-263-2444)で7月4日、写真展「KANAZAWA今昔物語」が始まった。

JR金沢駅、香林坊、片町の今と昔

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 昭和初期の市内の様子を撮影したモノクロ写真と、2010・2011年にほぼ同じ場所を撮影したカラー写真を一対にして展示する同展。「過去」を表現したモノクロ写真はもともと、石川県写真家協会の会員の一人が1935(昭和10)年~1955(昭和30)年を中心に撮影し長年保管していたもの。同協会創立30周年を記念し、全員がプロカメラマンという会員で手分けして全50景と対になる「現在」の風景を撮影、計100点の作品「KANAZAWA今昔物語」を完成させた。

 同館ではそのうち、近辺の橋場町付近やJR金沢駅、香林坊、片町といった市内中心部の様子など15景30点を展示。同時に石川県立金沢桜丘高等学校、金沢学院東高校、北陸銀行橋場出張所でも他作品を展示している。作品は随時入れ替え、各展示場所でさまざまな風景を楽しむことができるようにする。

 同協会の理事を務め、同作品では「めいてつ・エムザ」(武蔵町15)など武蔵交差点かいわいの2点を撮影した「光画社」(尾張町1)の近岡房治さんは「作品を通して街の変遷を見てほしい」と話す。「例えば10年後、市内の各所をまた手分けして撮影し保存することで、それが貴重な資料、宝になる。いつかは一つの風景に対し、3枚、4枚の作品を並べていけたら」と希望を語る。

 開館時間は10時~18時。入場料は、一般=100円、高校生以下無料。火曜休館。展示は9月1日まで。

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