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金沢・片町商店街が生番組配信-ユーストリームで月1回、歴史など語る

「金沢ビズカフェ」の一角に設けられたスタジオ

「金沢ビズカフェ」の一角に設けられたスタジオ

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 金沢市の片町商店街振興組合は7月4日、動画中継サービス「ユーストリーム」を利用して、オリジナル情報番組の生配信を始めた。同組合の発信拠点「金沢ビズカフェ」(片町2)の一角に設けられたスタジオでは初日となったこの日、ゲストの商店街関係者たちが代わる代わる町の魅力を語り、視聴者にアピールした。

スタジオ内の様子

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 2015年春に予定される北陸新幹線金沢開業を前に、情報発信力を高め、県内外から客を呼び込む狙い。

 番組名は「片町☆スクランブルナイト」で、片町スクランブル交差点の名称に、「さまざまな人が行き交う」との意味をかけて名付けた。フリーアナウンサーの加藤裕さんと三浦ちあきさんがナビゲーターを務め、「理事長に突撃インタビュー」「100年続く老舗」「名物美人ママ」「新店情報」「イベント情報」などの内容で構成する。

 初回は同組合の理事長小間井隆幸さんやIT委員長宮谷隆之さん、販促副委員長堀田浩文さんらが出演した。小間井さんは、同商店街の歴史は全国で最も古く、1894(明治27)~1895(同28)年ごろに作られたといわれていることを紹介。宮谷さんと堀田さんは番組の趣旨を説明した。

 「老舗」として登場した、江戸時代末期にあたる1862(文久2)年創業の「九谷焼諸江屋」社長、諸江洋さんと、1869(明治2)年創業の石田漆器店社長、石田正俊さんは当時の様子を語り、片町の歴史の一端を伝えた。

 番組は毎回、20時~22時の2時間で、同組合のホームページやユーストリームの公式チャンネルから視聴できる。毎月1回配信するが、次回の日程は未定。

 宮谷さんは「グローバルな時代なので、たくさんの方に番組を見ていただいて、世界から来てもらいたい」と期待を込め、小間井さんは「日本で一番古いと言われる商店街が、ユーストリームを利用して情報発信する。明治の当時もそうであったように、これからも時代の先端をいけるよう、若い人に頑張ってほしい」と話した。

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