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昭和30年代の金沢市中心部ジオラマに-しいのき迎賓館で企画展

ジオラマで南町から香林坊交差点方面を見た様子

ジオラマで南町から香林坊交差点方面を見た様子

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 金沢市役所近くのしいのき迎賓館(金沢市広坂2、TEL 076-261-1111)で現在、「よみがえった昭和の香林坊・片町 しいのき迎賓館ジオラマ展」が開催されている。

金沢昭和30年代ジオラマ展

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 広さ約200平方メートルの同館内に展示されているジオラマは、「香林坊交差点、金沢大神宮・映画街周辺」(縮尺50分の1)、「香林坊・片町メーンストリートと裏通り」(100分の1)、「旧大和」(50分の1)の3点。

 このジオラマの製作にあたったのは、金沢工大、金沢美大、金沢学院大、金城大短大部で、当時の街の様子を記した図面や写真などの資料が不足していたため、市民にも写真提供を呼び掛けて地元住民への聞き取りを行うなどして完成へとこぎ着けた。

 ジオラマでは、1967(昭和42)年に全線が廃止された路面電車や当時流行したフラフープに興じる子ども、パンタロンを履いた若者や現在の「ラブロ片町」が位置する場所にあった旧大和などを精巧に再現している。

 その他、当時を撮影した写真パネルや庶民の憧れだった「クラウン」の歴代パネル、当時の雑誌やミニカーなどの玩具、過去に販売されていたタバコの特殊銘柄などを展示している。

 同展を訪れた金沢市在住の60代の女性は「北國書林(1984年に取り壊し、現在香林坊109・東急ホテルが建つ)の地下喫茶店は当時たまり場だった。こんなころもあったと振り返ると非常に懐かしい」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。2月3日まで。

後援申請20141009
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