金沢文芸館で詩朗読会「5min.リーディング」-5分間で自作詩を発表

自著「影追いの街」を朗読する竹谷内桜子さん

自著「影追いの街」を朗読する竹谷内桜子さん

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 金沢文芸館(金沢市尾張町1、TEL 076-263-2444)で7月29日、市民参加型の自作詩朗読会「5min.リーディング」が行われた。

「5min.リーディング」が開催された金沢文芸館

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 金沢文芸館は地元の文芸活動の拠点を目指し2005年に開館。建物は1929(昭和4)年築の銀行を改修したものだ。詩の朗読会は同館が2007年から継続して取り組んでいる事業。「5min.リーディング」ではタイトル通り、5分以内の持ち時間で自作の詩を朗読する。9回目となる今回は金沢在住の作家、竹谷内桜子(たけやちさくらこ)さんをゲストに迎えて行われた。

 この日の出演者は小学生2人を含む老若男女15人。表現方法は自由とあり、節をつけて朗々と歌い上げる出演者も。金沢文芸館が募集・選定する「あすなろ青春文学賞」の2008年度受賞者である日高伶さんも京都から駆け付け、新作の詩を披露。ゲストの竹内さんは、架空の街の出来事をつづった自著「影追いの街」の中から数十編を朗読した。

 同館のディレクターで詩人の井崎外枝子さんは「紙の上に書くだけでなく、声に出して表現することで、新たな気付きがある」と話す。

 同館では今後も不定期に詩朗読会を開催する。「聴くだけの人も大歓迎」(井崎さん)。

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