野々市町の金沢工業大学近くに、卵かけご飯とのっけご飯の専門店「こめ印」（TEL 076-294-1789）がオープンし、学生らの人気を集めている。オープン日は6月2日。

豚吸いがつくたまごかけごはん

　店舗面積は約73平方メートルで、席数はテーブルとカウンターで25席。同店オーナーが「おいしい米をたくさん食べてもらえる飲食店を作ろう」と卵かけご飯に着目して開いた同店。メニューは、かつおぶしをかけた白ご飯に生卵と豚汁「豚吸い」を添えた「たまごかけごはん」が350円。ご飯の上に具材をのせた「のっけご飯」は、「北海道バターごはん」（420円）、「ハムエッグごはん」（480円）、「だし明太いかと山芋のネバトロごはん」（660円）、牛スジ煮をのせた「かっぱごはん」（690円）など。「たまごかけごはん」は生卵がお代わり自由で、一度に5個食べた男子学生もいるという。

　しょうゆは、出身地によって利用客の好みが異なることに配慮して、通常のもの以外に、薄口しょうゆに昆布とカツオのだしを加えた「だしじょうゆ」の2種類を用意した。それぞれトッピングが可能で、一番人気は「自家製食べるラー油」。そのほか、「ちょこっとカレー」「韓国キムチ」（以上90円）、「味付け海苔」（30円）、「鮭ハラス」、「山芋トロロ」（以上150円）なども。

　ご飯はできるだけ炊きたてを出したいとの思いから、なくなり次第出せるように用意。多い日には1時間に1回程度、炊飯するという。調理には米を原料にしたサラダ油を用い、米粉フレークをのせた牛乳や米粉ピーナツかりんとうなど、米にこだわったデザートも提供する。

　同店の南出知賀子さんは「いつもコンビニエンスストアのおにぎりで食事を済ませているような学生たちに食べてもらいたい」と話す。

　営業時間は10時～18時（ご飯が無くなり次第、閉店）。