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金沢・安江町に工芸品店-石川の若手作家らの作品を常時販売

町家を利用してオープンした「KOGEIまつきち」

町家を利用してオープンした「KOGEIまつきち」

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 国連教育科学文化機関(ユネスコ)から「クラフト創造都市」の認定を受けている金沢市に4月21日、地元・石川県の若手工芸作家らの作品を常時販売する新しい工芸品店「KOGEIまつきち」(金沢市安江町、TEL 076-254-5416)がオープンする。

「KOGEIまつきち」店内の様子

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 店主の松平修一さん(48)が「石川にはギャラリーで個展を開くことはあっても、常時、自分の作品を売ってくれる店を持たない若い工芸家が多い」と考え、出店を決めた。扱うのは、金沢卯辰山工芸工房出身の若手作家や県外在住の工芸家ら15人の作品。中には、金沢市の陶芸家中村卓夫さん、能美市生まれの竹工芸作家本江和美さんら既に知名度のある作家のものも。

 空き家になっていた町家をリニューアルした約50平方メートルの店内に白木の陳列台を置き、表層がはがれたように見える湯のみや陶製の花で飾ったヘルメット、山をかたどった香炉、竹製の茶籠など、作家の感性が伝わる約100点を並べている。価格帯は2,000円台~26万円。

 松平さんは「ここに来たら、陶芸家の彼、彼女の作品がいつでも買えるという場所を作りたかった。大きな夢として、東京や九州からでも展覧会を見に来てもらえるような全国レベルの作家を輩出できれば」と夢を描く。

 営業時間は10時~18時。火曜定休。

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