講談社「おはなし隊」キャラバンカー、絵本・児童書積み込み幼稚園など訪問

キャラバンカーの本棚から選んだ絵本を広げる園児

キャラバンカーの本棚から選んだ絵本を広げる園児

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 絵本や児童書550冊を載せたキャラバンカー2台が全国の幼稚園や保育園、小学校、書店、図書館などを巡る講談社(東京都文京区)の「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」が4月6日から、石川県内の幼稚園や保育園、学童クラブを巡回している。

キャラバンカーの車内に設置された本棚

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 同社が活字離れを防ごうと、創業90周年を迎えた1999年7月に始めた同事業。1都道府県あたり約1カ月をかけるため、全国一巡に2年かかる。当初は二巡して終了する予定だったが、訪問を希望する声が多く、現在は6巡目を数える。4月8日には津幡の町立つばた幼稚園(津幡町)と金沢のみなと第2保育園(金沢市桂町)を訪れ、園児がキャラバンカーに積まれた絵本を読み、読書の楽しさに触れた。

 同幼稚園では、4歳・5歳児53人が真っ赤なキャラバンカーの車内に用意された本棚から気に入った絵本や児童書を選び、運動場に敷かれたカーペットの上で広げた。「おやゆびひめ」「かちかち山」「しらゆきひめ」などの名作から、「でんしゃにのって」「ぞうくんのさんぽ」などの人気絵本、新刊までがそろう車内で、園児らは目を輝かせて次々に新しい本を手に取った。ユーモラスな絵を友達や先生に見せて、笑い転げてはしゃぐ園児の姿も。

 併せて読み聞かせが行われ、同町在住の地元ボランティア宮川美智代さんが「おにぎりくんがね…」「みぎあしくんとひだりあしくん」「そらまめくんのベッド」の3冊を紹介。「おはなし隊」隊長の長澤亮子さんが「むしばいっかのおひっこし」と紙芝居「三びきのこぶた」を披露した。

 「おはなし隊」は今月30日まで、県内50カ所を巡る。

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