金沢駅百番街「Rinto」(金沢市木ノ新保町)に10月7日から、九谷焼のポップアップショップ「九谷きぶん」がオープンしている。
北陸で工芸祭やイベントを企画・運営する「ノエチカ」(金沢市下本多町)が、各地で開催する芸術祭のPRも兼ねて出店した。20~40代の女性をターゲットに、普段使いできるようなカジュアルブランドをセレクトし、カラフルで遊び心のある商品を提案している。
能美市の九谷焼作家、河本真詩さんは、普段は器の絵付けを中心に制作しているが、今回の販売に合わせ、アクセサリーに挑戦。黒い線で描く「呉須(ごす)」という技法を取り入れながら、柔らかさを表現した淡い色でピアスやイヤリング(1個1,650円)を制作した。河本さんは「器にはあまり興味のない人にも手にとってもらえたら。九谷焼を身近に感じてもらいたい」と期待を寄せる。
そのほか、横井佳乃さんの作品、牟田陽日さんが展開する「irobiyori」、上出長右衛門窯、九谷青窯など、カラフルで明るい色彩や、遊び心のある器などをそろえる。価格帯は1,000円~1万円台。
営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。今月16日まで。