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津幡「大滝流しそうめん」が3年ぶり再開 「流さない」スタイル

大滝をバックに大自然で味わう「そうめん」

大滝をバックに大自然で味わう「そうめん」

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 石川県の夏の風物詩の一つとなっている「大滝流しそうめん」(津幡町牛首、TEL 076-287-1215)が、3年ぶりに営業を再開した。

【VRで読む】津幡「大滝流しそうめん」が3年ぶり再開 「流さない」スタイルでにぎわう

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 「大滝流しそうめん」は、津幡町河合谷地区の山間にある木窪(きのくぼ)大滝を多くの人に見てもらいたいと、大滝観光が1989(平成1)年に営業を始めた。大自然の中、夏季限定で楽しめる流しそうめんとして、地元客や観光客などに親しまれてきた。大滝は、5キロ上流の富山県に水源を持ち、高さ約15メートル、幅約7メートルあり津幡町では最大。

 運営する大滝観光代表の谷下紀義さんによると、高齢者から子どもまで楽しめるように、遊歩道などをバリアフリーにし、できるだけ滝の近くにまで来られるよう、毎年少しずつ改良を重ねてきたという。コロナ禍になり、ここ2年間は休業となったが、再開を望む声が多く寄せられ、「流さないそうめん」の形で7月20日に営業を始めた。

 感染予防対策として容器を使い捨てにし、1人前ずつそうめんを提供。イワナの塩焼きや河合谷名産のシイタケ焼きなども提供し、イワナのつかみ取りも行っている。谷下さんの妻で販売を担当する栄美子さんは「今年こそ営業してほしいという声をたくさん頂いてうれしかった。流してはいないが、景色を見て、ゆっくりそうめんを味わってほしい」と話す。

 イワナなどの焼き物の販売を手伝いに来ている谷下さんの孫の大弥さんは「3年ぶりに再開できてうれしい」と笑顔で話した。

 営業時間は10時~16時。雨天時と8月15日は休業。8月31日まで。

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