石川県内に展開する飲食チェーン「さぶろうべい」が7月1日、「カレーの市民アルバ」とのコラボレーションメニューの提供を始める。
かほく市で1950(昭和25)年に創業し「とり白菜鍋」を看板メニューに掲げる「さぶろうべい」と、小松市で1971(昭和46)年に誕生した「カレーの市民アルバ」は共に石川県民のソウルフードとして知られている。
「さぶろうべい」を運営する「SU-BEE」(金沢市玉川町)の田端弘一社長は「石川県だからこそできる食のおいしさ・楽しさを提供したいと、子どもの頃から親しんだ名店に声をかけた。2店とも事業継承を行った歴史があり、石川でしか味わえない食を未来につないでいきたいという思いは同じ」とコラボレーションのいきさつを語る。
定番の「白菜鍋(親とり・若とり・大和豚・とりもつ)」の仕上げにカレールーを入れて煮込む「白菜鍋×アルバカレー」(1,155円~)のほか、雑炊・うどん・ラーメンから選べる「カレーの市民アルバで〆(しめ)る」(480円~)を通常の白菜鍋を楽しんだ後に注文するのも「おすすめ」。銀皿に山盛りのキャベツ、先割れスプーンで提供する「アルバスタイル」の「さぶろうべい名物とりかわ×アルバカレー」(880円)や、単品メニューとして人気の唐揚げ・厚切りハムカツ・カマンベールチーズフライ・赤ウインナーをのせた「場外!満塁ホームランカレー」(1,320円)もラインアップする。
田端さんは「白菜鍋の決め手である鶏油(チーゆ)と野菜が溶け込んでまろやかなアルバのカレールーがマッチしてコクのある商品になった。地元の方にソウルフードのコラボレーションを楽しんでもらいたい」と呼びかける。
「さぶろうべい」全4店舗で提供する。8月31日まで。