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金沢の和菓子店がすし店とコラボ 「ガリ」を挟んだどら焼き新作で

「なかざき生菓子店」3代目の中崎功雄さん

「なかざき生菓子店」3代目の中崎功雄さん

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 1950(昭和25)年創業の和菓子店「なかざき生菓子店」(金沢市瓢箪町、TEL 076-221-5554)が3月1日、どら焼きの新作「ガリどら」の販売を始めた。

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 同店は餅やおはぎ、まんじゅうなどを製造する生菓子専門店。3代目の中崎功雄さんは、日持ちする菓子を作りたいと3年前から生産者とコラボレーションし、地元の農産物や特産品を使ったどら焼きの開発に挑戦してきた。初代から受け継ぐこしあんをベースに、小松菜やゆず、梅酒の梅、加賀棒茶を混ぜ込んだ4種類(各250円)を商品化。新作「ガリどら」をを加えた。

 開発当初から試作に挑み3年かけて完成した新作の「ガリどら」は、すしの新店「金澤 鮨(すし) 洋次郎」(柿木畠)が提供しているショウガの甘酢漬け「ガリ」を大胆に挟み込んでいる。どら焼きの皮は竹炭を練り込んだ黒色で、白いあんとのコントラストも楽しめるようにした。あんにもしょうがパウダーを練り込み、全体のバランスを整えながら、辛さが際立つようにしたという。どら焼き5種類がそろったことから、婚礼時に贈る風習がある祝い菓子「五色生菓子」をヒントに贈答品にできるようパッケージデザインを整えた。価格は5個入り=1,400円。

 中崎さんは「辛さを表に出し、パンチの効いたどら焼きを目指した。一般的なガリよりも酸味がマイルドなので、厚めのスライスでも甘さを感じられるよう仕上げている。すしどころ金沢の新たな名物となれば」と話す。

 営業時間は8時~18時。水曜・日曜・祝日定休。店頭販売のほか、来月からはオンラインでも販売を予定する。

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