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金沢のファッションブランドに新作 加賀友禅やグラフィティアートとコラボで

「wasoya」の新商品「YUKATA-MUJI」着用例

「wasoya」の新商品「YUKATA-MUJI」着用例

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 金沢のファッションブランド「wasoya(ワソウヤ)」が6月1日、伝統工芸作家やグラフィティアーティストとコラボするシリーズの新商品を発売した。

水車金沢で開催された「wasoya」展示販売会の様子

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 着物の買い取り販売などを行う「和想屋」(古府2、TEL 076-259-1603)が2021年に立ち上げた同ブランド。コンセプトは「今想(おも)う、和のカタチ」。日本の伝統文化や工芸に着目した商品を展開する。

 新商品は、クリエーティブ集団「PROPO(プロポ)」が描いたグラフィックデザインを手捺染(てなせん)した手拭い「TENUGUI(テヌグイ)」(2,200円)と洗濯でき速乾性もある「丸井織物」(中能登町)の生地「NOTO QUALITY(ノトクオリティー)」を使うオーダーメードのオリジナル浴衣「YUKATA-MUJI(ユカタムジ)」(5万3,900円)。4月に発表した「SS22」シリーズの新作として発売した。

 同シリーズでは、PROPOがデザインしたロゴをあしらった扇子「SENSU(センス)」(7,700円)と新モス材の腰ひもにブランドロゴを入れた「KOSHIHIMO(コシヒモ)」(1,650円)、アートポスター「SHIKI(シキ)」(5万6,500円)を5月までに発売。加賀友禅伝統工芸士で友禅工房「文庵」(高尾3)の太田正伸さんとPROPOがコラボしたSHIKIでは、PROPOが四季をイメージしてデザインしたラインに太田さんが手描きで色を染め入れ、「虫食い」「ぼかし」など加賀友禅の技法を取り入れた。

 和想屋の中川大介さんは「グラフィティアートをベースにした加賀友禅の絵付けや機能性に富み自由な和装のアイテムが、今の若い人にとって身近ではない伝統に触れてもらう入り口になれば。『YUKATA』はインナーのシャツやパーカに合わせるなど、現代風の着回しで楽しんでほしい」と話す。

 和想屋オンラインショップなどで購入できる。

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